「ペットと暮らす家づくりをしたい」
このようにお考えの方はいませんか。
ペットと快適に暮らすには、いくつか注意すべき点があります。
そのため、今回は注文住宅でペットと暮らすときの注意点とその対策についてご紹介します。
□室内に潜んでいるペットへの危険とは
現代では、多くの方が室内でペットを飼う傾向にあります。
そのため、住宅設計の段階でペットが過ごしやすいように注意すべき点が5つ存在します。
1つ目は、やけどの危険性です。
ペットが高温を発する機器に触れたり、コンロに飛び乗ったりするでやけどをする危険性があります。
キッチンをゲートで囲うなどして、立ち入りを制限することをおすすめします。
2つ目は、感電の危険性です。
家に敷かれている電気配線をかじってしまうことで感電してしまう場合があります。
電気配線をむき出しにしないような設計をする、ペットがケーブルをかじってもケーブルが破れないよう保護する、などの対策が可能です。
3つ目は、骨折の危険性です。
骨折は、特に小型犬に多く見られます。
これはケージを置くことで対策が可能です。
その際は、ケージを置く環境はあまりストレスがかからないように、静かな環境に置く必要があります。
また、同じ場所にいると疲れてしまう場合があります。
ペットが疲れないように、設計段階で人があまり来ないような空間を作り、ペットの気分に対応できる間取りを作ることをおすすめします。
4つ目は、誤食や誤飲の危険性です。
床に落ちたおもちゃなどを誤飲する可能性があります。
これはペットのゲートやケージなどで行動範囲を制限することで対策ができます。
5つ目は、熱中症の可能性です。
ペットがお留守番する時に、夏場は熱中症になる危険があります。
熱中症を予防するためには、換気設備やペットの飲水設備などを完備しておきましょう。
また、エアコンをかけて外出することもおすすめです。
冬場は、陽当たりのいい場所を設計段階で作ることで、ペットが快適に過ごせるようになるでしょう。
□ペットに対する思いやりを
ペットの肉球はとてもデリケートです。
肉球は、床や地面の触感を得て、衝撃を吸収したり、汗をかいたり、体重を支えたりします。
そのため、ケガをすると直りにくく、ペットの身体に負担となってしまう可能性があります。
ペットに優しいフローリングにすることが大切です。
ペットの生活スペースの床材にペット用のコーティングをしたり、コルク材など、ある程度グリップ感がある床面にしたりすると良いでしょう。
□まとめ
今回は、ペットと暮らすときの注意点についてご紹介させていただきました。
ペットは、大切なパートナーです。
ぜひ、ペットが快適に過ごせるように住まいを設計してみてください。
注文住宅について何かお困りのことがありましたら当社にお気軽にご相談ください。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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