素材から家にこだわりたいけど、建築の素材には何があるのか分からない方が多いと思います。
今回の記事では建築で何の素材をどのように使えばいいのか解説していきます。
□外壁のおすすめの素材とは
外壁を選ぶポイントは、防水性、耐火性、断熱性、遮音性、耐震性、美観などの点があります。
外壁材の種類としては、7つあるのですが、今回は特に人気の窯業系サイディング、モルタル、金属系サイディングの特徴をご紹介します。
まず一つ目の窯業系サイディングがなぜ人気なのかというと、コスト、機能性、デザイン性が優れているからです。
また、色も豊富にあり、施工も比較的容易にできるため人気が高いです。
近年の住宅ではもっとも使用されており、70から80%ものシェアを誇っています。
次にモルタルは、砂とセメントと水を混ぜ合わせた材料のことで、継ぎ目がないので、どんな形の外壁であっても対応できる自由度が他と比べても突出しているメリットです。
しかし、作って貼るような外壁材とは異なり、職人がその場で手作業で行うものになるので、どうしても、職人によって仕上げや耐久性が異なります。
最後の金属系サイディングで、金属のため水がしみ込んだり、ひび割れ、凍害の心配がなくメンテナンス周期が長いところがメリットです。
金属系といっても、金属板の種類によって耐久性やコストが大きく異なります。
□屋根のおすすめの素材とは
では、屋根の素材を選ぶポイントとはどこなのでしょうか。
それは主に3つあり、価格、デザイン、耐久年数です。
現在住宅屋根に使用されているのは主に、ガルバリウム鋼板、日本瓦、ストレート材、セメント瓦の4つで、それぞれ紹介していきます。
一つ目のガルバリウム鋼板は、コストパフォーマンスに優れており、金属の屋根材では最も人気があります。
防水性が高く、軽量で耐震性に優れており、複雑な形状の屋根にも対応できることも人気の理由としてあります。
二つ目は日本瓦で、和風の住宅を作る際にはこれ以上の選択はないという屋根材です。
また、耐久性に優れており、ストレート材やガルバリウム鋼板が30から50年持つのに対して、日本瓦は50から90年持ちます。
しかし、瓦は非常に重い素材となっており、家の耐震性や耐久性が低下するおそれがあります。
三つ目のストレート材の価格は比較的安定しておりお求めやすいものとなっております。
また、デザインもシンプルなもので、どんな住宅にもマッチし、選びやすい屋根材です。
しかし耐久があまりなく、屋根の塗装リフォームを10年に一度行う必要があります。
す。
四つ目のセメント瓦は、和風、洋風、どちらの建築にも対応できることで人気があります。
日本瓦より施工費が安いのですが、日本瓦には必要なかった塗装リフォームが定期的に必要となります。耐久性も日本瓦より短く30年となっております。
□まとめ
家を作るにはたくさんの素材があることを知ってくれたと思います。
ご相談してくださると、当社の専門家が、お客様の希望をかなえるためにぴったりな素材をご掲示しますので、是非ともにお客様のお気に入りの家を作り上げましょう。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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