昼間に外は日が当たっているのに家の中は暗いことがあります。
しかも、家の北側の部屋、窓が小さい部屋、廊下などは家のつくりによっては明かりが必要という場合もあります。
こういうとき家の北側に天窓や窓を設ける方法があります。
この場合、南側では直射日光が入るため、光が強すぎて制御しにくいです。
そこで最近では北側の天窓から採光して、天井裏を経由する形で明かりの必要な場所に光を導いてくる技術が開発され、実際に施工業者によっては取り入れているところもあります。
特に北側の天窓は、北半球の日本では北側に傾いた屋根からは直接の日射は入りにくく、ほぼ散乱光のみ入ってくるメリットがあります。
有害な紫外線や赤外線などの熱線を遮蔽した上で光を部屋に入れます。
さらに光を散乱させて部屋の広いエリアを明るくするように取り入れることもできます。
一般に画家のアトリエは北側の部屋に、高い窓を設けて柔らかな光を入れるように作るとされています。
そうすることで一定方向からのソフトで安定した光で画業を営むことができるわけです。
それほど北側の部屋には穏やかで良好な光が取り入れられることを物語っています。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
最新の投稿
- 2024年11月22日情報ブログペットと暮らす家づくりのポイントをご紹介!
- 2024年11月18日情報ブログ注文住宅の動線計画についてご紹介!
- 2024年11月14日情報ブログ注文住宅の外壁素材の選び方をご紹介!
- 2024年11月13日情報ブログトップライトとは?メリット・デメリットと選び方のポイントを解説します