玄関フードの設置を迷われている方はいませんか。
北海道でお馴染みの玄関フードは、防寒対策に非常に効果的です。
今回は、札幌市の事業者が玄関フードの効果や設置にかかる値段をご説明します。
□玄関フードとは
玄関フードとは、玄関を覆う小部屋のようなもので「風除室」とも呼ばれています。
全国的に設置されるものですが、寒さの厳しい地域でよく見られるのではないでしょうか。
なぜなら、玄関は住宅の中でも冷え込みやすい場所で、北海道のような寒冷地では、玄関の凍結で床が滑る、雪が入り込みドアが開かないといったトラブルが多発するからです。
玄関フードは、防寒対策にとても大切な設備といえるでしょう。
□玄関フードの効果
玄関フードには2つの効果が期待できます。
1つ目は冷たい雨風の回避です。
玄関フードを設置すると、冷たい雨風、雪が玄関に入りこむのを防げるので玄関床の凍結やドアが開かないといった悩みを解決できるでしょう。
さらに、玄関フードを通ってから玄関に入るので、衣服についた雪や汚れ、濡れた傘などを玄関に持ち込む必要がなくなり綺麗な玄関を維持する効果もあります。
2つ目は省エネ効果です。
玄関フードの設置によって、外の冷たい風が住宅に入り込むのを防ぐとともに、住宅の暖かい空気を逃がしにくくなり、暖房が効いた部屋の温度を一定に保てるでしょう。
部屋の温度の維持は、省エネにも繋がるのではないでしょうか。
□玄関フードの相場
玄関フードの設置にかかる費用は、お客様の玄関の形や設置方法によって異なります。
主に4つある設置方法の相場をご紹介します。
玄関ドアが外壁より奥にある場合は、I型の玄関フードを設置します。
10万円から15万円で設置でき、4つの中で比較的お手頃に設置できるでしょう。
一方、玄関ドアと外壁がフラットな場合は、外付け型の玄関フードを設置します。
天井や壁面は必要なのでI型より少し高くなりますが、20万円前後で設置できるでしょう。
玄関ドアが角の奥にある場合は、L型の玄関フードを設置します。
壁面が必要になり価格帯は上がりますが、20万円から30万円で設置できるでしょう。
L型のように玄関が角にあり、さらに玄関ドア周辺の外壁が奥まっている場合は、C型の玄関フードを設置します。
4つの中では価格帯が高く、25万円から30万円ほどかかるでしょう。
□まとめ
今回は、玄関フードの効果と設置費用について詳しくご紹介しました。
ご自宅の玄関に合わせて、ぜひ玄関フードの設置を検討してみてはいかがですか。
玄関フードで、寒い地域でも快適な冬をすごせるのではないでしょうか。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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