「外壁リフォームしたいけど、実際いくらかかるの?」と高額な費用を懸念されている方も多いのではないでしょうか。
外壁リフォームには、国や自治体から補助金が出る場合があります。
今回は、補助金制度を詳しくご紹介します。
□補助対象の外壁リフォーム
補助金が出る外壁リフォームは、耐震リフォームと省エネリフォームの2種類に分けられます。
外壁リフォームの補助率と補助金額は自治体によって違うので目安をご紹介します。
外壁の張り替えリフォームの補助率は、20パーセントで最大10万円の補助、
耐震リフォームの補助率は、80パーセントで最大100万円補助されます。
いずれも外壁工事の目安で、自治体によって異なるのを念頭に置いておきましょう。
□補助金制度
補助金制度には、国からの補助金と自治体ごとの補助金があります。
*国の補助金制度
まずは国の補助金制度は国土交通省が担っており、住宅ストック推進支援事業の一環で国から省エネリフォームに対する補助金を受け取れます。
補助金額は工事内容に応じて決まり、一戸30万円が限度です。
外壁の断熱改修の場合、12万円の補助金が支給されるのが一般的でしょう。
補助金受給には、合計工事費が5万円以上でなければいけません。
工事を請け負うリフォーム事業者との工事請負契約ののちに、リフォーム事業者が国に申請手続きをして補助金が交付されます。
リフォーム事業者に工事費用を支払ったときに補助金が還元される仕組みです。
*札幌市の補助金制度
一方自治体の補助金は、地方によってさまざまで、凍害で外壁リフォームが必要な札幌市では住宅エコリホーム補助制度で補助金を受け取れます。
省エネやバリアリーフ対応のリフォームの補助を目的とし、外壁の断熱改修には1戸あたり10万円を限度に補助されますが、凍害に弱い遮熱塗装の外壁リフォームは対象外なので、外壁リフォーム検討時に注意が必要でしょう。
補助金受給には、合計工事費が30万円以上でなければいけません。
札幌市の業者にリフォームを依頼し、工事費用の見積もり算定後、見積もり書類を申込書類と一緒に市役所に提出します。
申請期間終了後、抽選によって補助対象が決定されます。
市内にある戸建て住宅と分譲マンションの専有部分が対象です。
国や地方によって補助対象、補助金額、申請方法が異なるので、リフォーム事業者と相談して検討するのがおすすめです。
特に札幌市の補助制度は人気なので、早く申請しておく必要があるでしょう。
□まとめ
今回は外壁リフォームの各種補助金をご紹介しました。
国と各自治体の補助金制度を比較検討し、ご住宅の外壁リフォームの要件や申請方法にあった補助金を申請する必要があるでしょう。
補助金でお手頃に外壁リフォームをしてみてはいかがですか。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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