「外壁がボロボロで、そろそろメンテナンスしないと」とお悩みの方いませんか。
外壁の老朽化は、住宅の外観を悪くするだけでなく、住宅の内側にまで影響を及ぼす場合があります。
今回は、老朽化を見極めるポイントとメンテナンスの重要性をご説明します。
□見極めポイント
1つ目のポイントはチョーキング現象です。
チョーキング現象は、強い日差しや雨による塗装の劣化で発生し、壁を触って塗装が手につけばチョーキング現象が起きている証拠です。
チョーキング現象が起きた外壁は、防水効果が低下しているので早急のメンテナンスが必要でしょう。
2つ目のポイントは凍害によるひび割れや剥離です。
札幌市などの寒い地域では、凍害が多発し、外壁にヒビが入り、壁が剥がれていれば凍害の可能性が高く見極めポイントといえるでしょう。
凍害を受けた外壁を放置していると、壁の見た目だけでなく壁内部の水分が凍り建物の内部にまでダメージが広がる危険性があるので早期のメンテナンスが重要です。
3つ目はシーリング切れです。
シーリングとは、外壁のつなぎ目部分で、緩衝材の役割があります。
外壁の隙間、シーディングのひび割れ、破断、欠落の発生がシーリング老朽化の見極めポイントと言えるでしょう。
シーリングは雨水侵入の防止や建物を固定に重要な部分なので、シーリング切れの場合も補修が必要です。
□外壁メンテナンスの重要性
外壁の状態は、家の見た目に大きな影響を及ぼし、ひびや汚れが目立つ外壁は家の印象を大きく低下させると言えるでしょう。
外壁メンテナンスで綺麗な外壁を保ち、住宅の美しい外観の維持が大切です。
さらに、外壁の老朽化を放っておくと、建物内部にまでダメージが広がり建物の基礎部分に悪影響を及ぼします。
ダメージが広がると家の耐久性が低下し、安心して暮らせない可能性があります。
ダメージが広がると、大規模な修繕が必要になり高い費用がかかる可能性もあるので、早期メンテナンスを検討してみてはいかがでしょうか。
□寒冷地の外壁メンテナンス
札幌市を含む寒い地方では、凍害が多発するため本州とは違う特別な外壁メンテナンスが必要でしょう。
寒冷地では、通常塗装によるメンテナンスは行われず、金属サイディングを利用した凍害に強いメンテナンスが主流です。
凍害に強い外壁メンテナンスをすることで、メンテナンス後長い間綺麗で丈夫な外壁を保てるでしょう。
□まとめ
今回は、外壁の老朽化を見分ける3つのポイントと外壁メンテナンスの重要性をご紹介しました。
外壁の異変に気付いたら、早期の外壁メンテナンスを検討してみてはいかがですか。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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