寒さ対策に断熱サッシリフォームをお考えの方はいませんか。
札幌市をはじめ冬の寒さが厳しい地域の寒さ対策は、断熱サッシを使った窓リフォームが効果的です。
今回は断熱サッシの構造と相場を詳しくお教えします。
□断熱サッシの構造と効果
なぜ、断熱サッシのリフォームが寒さ対策に効果的なのでしょか?
それは、窓が建物の中で最も薄く、熱が非常に出入りしやすいからです。
約50パーセントから60パーセントの空気が窓から出入りしており、寒さ対策にはまず窓の断熱が必要です。
断熱サッシは、寒い地域の寒さ断熱リフォームの際によく利用されるサッシのひとつです。
断熱リフォームは、既存の窓を断熱効果の高い窓や断熱サッシに工事するもの、既存の外窓に内窓を後から設置するものなどさまざまなタイプがあるでしょう。
断熱サッシには、複層ガラス対応サッシ、二重サッシ、枠断熱構造サッシといくつか構造の違うものが存在し、構造の違いによって断熱性の高さが変わります。
従来はアルミ素材のサッシが主流でしたが、近年「樹脂サッシ」が寒冷地で注目を集めています。
樹脂サッシは、アルミ製サッシに比べ断熱性、遮音性が非常に高く、熱伝導率はアルミ製サッシの1000分の1で、熱を逃しません。
断熱効果が高い樹脂サッシは、外の空気を通しにくく室内の温度を一定に保てるので、結露防止や省エネにつながります。
□断熱サッシの相場
断熱サッシのリフォームにかかる費用をご説明します。
断熱サッシのリフォームには、寒さ対策のために新しく内窓とサッシを後付けする場合とサッシの取り替えを行う場合があります。
内窓を後付けする工事は、8万円から15万円が相場となり、窓の種類や窓の大きさで値段が変動します。
既存の断熱サッシを樹脂サッシ交換する場合は、サッシ枠のみ交換する場合は5万円から10万円とお手頃ですが、外窓を一旦取り壊す工事が必要なサッシの交換は25万円から60万円かかるでしょう。
窓全体を交換する場合は10万円から50万円が相場です。
費用を抑えたい場合は、比較的お手頃な内窓を後付けする方法がおすすめでしょう。
樹脂サッシはアルミ製のサッシに比べ紫外線に弱いですが、耐久年数は約50年と長いのでメンテナンス費用も抑えられます。
樹脂サッシは断熱性に優れ省エネ効果があるので、長期的にコストパフォーマンスがいいリフォームです。
□まとめ
今回は、断熱サッシの構造や効果、費用をご紹介しました。
冬の寒さ対策のリフォームをお考えの方は、ぜひ断熱サッシのリフォームを検討してみてはいかがですか。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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