「外壁リフォームを考えているけど、どれを選べば良いかわからない」と悩んでいませんか?
近年、特に札幌を含む寒い地域で金属サイディングを使った、外壁リフォームが人気を集めています。
そこで、金属サイディングのメリットとデメリットをご紹介します!
□金属サイディングとは
金属サイディングは、金属とアルミ箔で断熱材が挟まれているサイディング材の種類の1つです。
表面が金属なので、衝撃に強いのが特徴です。
サイディング材には、他にも窯業サイディング、モルタルサイディングがあります。
□金属サイディングのメリット
1つ目は断熱性の高さです。
表面が金属なので、他のサイディング材に比べて熱が伝わりにくい性質があり、熱を逃しません。
そのため、外の気温に左右されず、一年中快適に過ごせるでしょう。
さらに、室内の温度を一定に保つので、冷暖房費の削減につながり省エネ効果も期待できます。
2つ目は耐震性の高さです。
金属サイディングは、他のサイディング材に比べ軽く、窯業サイディングの4分の1、モルタルサイディングの10分の1の軽さです。
軽量な金属サイディングは、住宅への負担を軽減し地震が起きてもゆれの力を大幅に減少してしまうでしょう。
地震が起きても、ひび割れや剥離などの損傷をしにくいのが特徴です。
3つ目は凍害防止です。
札幌などの寒い地域で頻繁に発生する凍害は、多くの外壁ダメージを引き起こします。
凍害は温度差による外壁の収縮や外壁内部の水分が凍結によって発生しますが、金属サイディングの場合表面が金属で覆われているため、頑丈で防水効果があり、凍害を防止できるでしょう。
4つ目は維持の容易さです。
頑丈で防水効果がある金属サイディングは、損傷が少なく施工後10年から15年の周期のメンテナンスが一般的です。
メンテナンスの周期が長いので維持費を抑えたい方は、検討してみてはいかがでしょうか。
5つ目はシンプルなデザインです。
金属サイディングはシンプルでモダンなデザインが多いのが特徴です。
現代風のスタイリッシュな外壁を希望される方には、特に金属サイディングがおすすめです。
□金属サイディングのデメリット
1つ目はサビの発生です。
金属サイディングは、金属を使用しているため経年劣化によってサビが発生する可能性があります。
しかし、適切なメンテナンスをすることで、サビを防止できます。
サビによる補修を懸念される方には、サビにくいガルバリウム鋼板やアルミ素材の金属サイディングがおすすめでしょう。
2つ目はキズのつきやすさです。
金属サイディングは、丈夫ですが、引っかきキズに弱いため、鋭利なものでキズをつけないように気を付ける必要があります。
3つ目はデザインの少なさです。
金属サイディングは、工場で既存のデザインのものが生産されるため、他のサイディングに比べデザインが豊富ではありません。
レンガや木目などさまざまなデザインにできる窯業サイディングと比較すると、金属サイディングはシンプルなデザインのものが多いです。
4つ目は少し高額な費用です。
金属サイディングは、窯業サイディングの約1.3倍の費用がかかり、他のサイディング材に比べ少し費用がかかります。
25坪の戸建て住宅の場合、およそ160万円から200万円かかりるでしょう。
□まとめ
今回は、金属サイディングのメリットとデメリットを紹介しました。
金属サイディングは、さまざまなメリットがある一方で金属特有のデメリットがあります。
他のサイディング材と比較して、あなたの住宅にあった外壁リフォームを検討してみてはいかがですか。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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