注文住宅をお考えの方で、住宅設計の段取りや設計にかかる費用について詳しく知りたい方は多いと思います。
そこで今回は注文住宅の具体的な設計手順と設計にかかる費用について分かりやすく解説していきます。
□注文住宅の3つの設計手順とは
注文住宅の設計はどのように行われているか、ご存知でしょうか。
業者に任せてしまうこともできますが、ご自身でしっかりとその流れを把握するオススメします。
なぜなら、流れを理解することで必要な費用や、時間を把握することができるからです。
では、具体的な設計手順を見ていきましょう。
*まずは屋外の配置から考える
1つ目の手順は家の外の配置を考えることです。
具体的には庭、車庫などを考えます。
ペットが遊ぶ空間、家庭菜園をする際の庭など、必要としているものの目的に合わせて考える必要があるでしょう。
車庫に関しては、車の入る高さ、横幅などを把握しておく必要があります。
*尺度と方位の具体的な規則とは
2つ目は尺度と方位についてです。
住宅を設計するにあたり、様々な人が同じ完成のイメージを共有する必要がありますよね。
そこで必要になるのが尺度と方位です。
方位の最も基本的なことは地図と同様、設計図の上は北になることでしょう。
また、尺度については1/100スケールで表示されることが多いです。
*住宅内のゾーニングでイメージを固める
ゾーニングという言葉をご存知でしょうか。
ゾーニングとは空間を用途やテーマに分けて考えることを指します。
3つ目の設計手順は、住宅内のゾーニングです。
広さは帖を基準にして、必要な部屋の広さをある程度決めておくと良いでしょう。
ゾーニングをすることで理想の住宅に近付きます。
□注文住宅の費用の相場はどれくらい?
これを考える上で重要なことは住宅の広さ、何階建てなのか、地域となります。
特に地域は相場に大きく左右するでしょう。
東京の費用の平均は30坪で3000万円ほどですが、大阪だと同じ30坪でも100万程安くなります。
その理由として、田舎は土地が広く、様々な条件に合わせた建築が可能になる。
反対に、都会は条件に合った物件が少なく、需要が高いため、コストがかかる。
そして、田舎は都会よりも人件費が安いという理由が挙げられるでしょう。
□まとめ
以上が注文住宅の設計手順と費用についての解説になります。
上記で紹介したゾーニングのように、業者に任せ切りにするのではなく、完成のイメージを共有していくことが理想の注文住宅への近道になるでしょう。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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