リビングに階段があると、冷暖房効率が悪くなります。
そもそも冷暖房をうまく活かすには、密閉された空間にするのが一般的です。
そうしないと外から入ってくる空気で室内が冷えたり暖められてしまうからです。
それが多少なら良いのですが、あまりにも多すぎると冷暖房が調整しようとして余分にエネルギーを使います。
そうなると無駄な光熱費になってしまいます。
それに壁がある部分に階段がある事になるので、断熱効果は少なくなります。
冷暖房関連以外でもデメリットがあります。
それは音が漏れやすくなる事です。
来客の場合、リビングに案内してからおしゃべりをすると思います。
ですがリビング階段だと上階の音が聞こえやすくなり、リビングでの会話も上階に聞こえやすくなってしまいます。
住んでいる家族は慣れっこになりつつあるので気にならないでしょうが、来客の方は気になるはずです。
たとえ他人に聞かれたとしても困らない話の場合でもです。
そのためプライバシーには気を遣う必要があります。
今は大丈夫でも、子供が大きくなれば親に秘密にしたい事が増えてきます。
今だけでなく、今後の事も検討しておきましょう。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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