一般的に窓は南側につけると良いと言われています。
実際に高気密高断熱住宅を設計する時の、 窓配置のセオリーとして言われているのは南側の窓は大きく、 他の窓は小さくするという事です。
ですから窓は南にというのは間違っていないのですが、従来のような北側に窓はいらないと決めつけるのは早計だと言えそうです。
北側の窓を小さくするべきだという意味言うまでもなく冬に寒い空気が入ってくるからです。
しかし北の窓にはメリットもあるのです。
まず北の窓からは、安定した光が得られると言う利点です。
東からは朝日、西からは夕日、と変化が激しい陽光となりますが、この場合は しっかりと採光計画をすれば、 かなり明るい空間を得ることができるのです。
また、東西の、特に西側の窓は、日射遮蔽を考えなければなりません。
夏の西日はかなり厳しいので日射遮蔽としてブラインドやカーテンの使用をせざるを得ない事もあります。
こういった場合、晴れていても室内は日陰になってしまいます。
北側の景色が良い場合などは窓を広く取っても日射遮蔽する必要がないので、採光の優れた明るい部屋を作る事ができます。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
最新の投稿
- 2024年11月22日情報ブログペットと暮らす家づくりのポイントをご紹介!
- 2024年11月18日情報ブログ注文住宅の動線計画についてご紹介!
- 2024年11月14日情報ブログ注文住宅の外壁素材の選び方をご紹介!
- 2024年11月13日情報ブログトップライトとは?メリット・デメリットと選び方のポイントを解説します