注文住宅といえば、要望に応じて設計できるという自由度の高さが魅力的ですよね。
「理想の住宅を建てるためには、床に使用する素材にもこだわりたい」
という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、注文住宅における床の素材の選び方をご紹介します。
□床の素材の選び方
住宅に使われる床材にも様々な種類があり、素材ごとにその特徴も異なります。
各部屋に求める機能に応じた床材を選ぶためにも、住宅で一般的に採用される床材とそれらの特徴について知っておきましょう。
フローリングは、主にリビングや洋室に使用される木質系の材料で、住宅に使用される最も一般的な床材です。
フローリングの最大の特徴といえば、掃除のしやすさです。
畳やカーペットに比べ、ダニの心配の少ない点から多くの方に好まれるといえますね。
そんなフローリングにもいくつか種類があり、それぞれによって気をつけたいポイントも異なります。
無垢フローリングと呼ばれる1枚の木から作られたフローリングは、水に弱いため、水場を避けて使用し、定期的にメンテナンスする必要があります。
一方、いくつかの木板が複合され作られた合板フローリングは、購入時のコストは抑えられますが、耐久性は無垢材と比べ弱いため、注意しておきましょう。
同じフローリングでも、メリットとデメリットが異なるため、理想とする住宅に合わせてフローリングを選ぶと良いですね。
クッションフロアやタイルフロアも近年よく使用される床材の1つです。
塩化ビニル素材の床材は、クッション性に加え、水に強いという特徴があるため、水まわりには最適ですね。
価格も床材の中では比較的安価ですが、フローリングに見える加工が施されていても本物と比べると、やはり見た目には違いがあります。
クッションフロアやタイルフロアもその利点に応じて選び、使用するのが最適と言えるでしょう。
カーペットは、保温性があるため冬場でも暖かく、クッション性も兼ね備えており、足腰に負担をかけにくいため、高齢者の寝室などにもおすすめの床材です。
一方、汚れが取れにくいという点からダニの発生が心配されるため、念入りなお掃除を心がける必要があるでしょう。
□まとめ
今回は、注文住宅における床の素材の選び方についてご紹介しました。
それぞれの床材には、相応しい使用場所があり、たくさんの種類の中から決めることは大変ですが、理想の住宅を想像しながら、素材選びを楽しみましょう。
注文住宅で床の素材を選ばれる際には、ぜひご参考にしてみてください。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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