以前は外で飼うことが多かった犬も、近年のペットブームに影響を受けたためか、圧倒的に室内で飼育される室内犬が多くなっています。
しかし、犬は猫と違って伸びた爪を引っ込めることが出来ないので、フローリング材によっては滑りやすく、場合によっては怪我などに繋がってしまうこともあります。
そこで、室内犬との生活を第一に考えるのであれば、床材には特に気をつけたいところです。
犬と一緒の生活を条件とした中で床材として一番に考えたいのは、滑りにくさや衝撃を吸収するなどの点からいえばコルク材やカーペットですが、どちらも排泄などの濡れや汚れに弱く、耐久性とメンテナンスの面からも難しい問題を抱えています。
また、クッションフロア材は滑りにくさと汚れにくさを兼ね備えているものの、家の中の全ての床をそれにするのは多少の無理があります。
しかし、最近は犬のために開発された滑りにくい木製のフローリング材や、床に貼り付けるタイプの防音や消臭に優れたタイルカーペットも作られていますから、それらを組み合わせて使うことを考えてみると良いでしょう。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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