すでに建築済みの建売住宅と違い、注文住宅は施主と建築会社が何度も打ち合わせをしてから建て始めるというものです。
おしゃれなデザインのマイホームは憧れですが、どのようにしてデザインを決めたらいいのか不安に思う人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は簡単にどのようにデザインが決まるのかを書いていきます。
□まずは間取り決め
注文住宅は1から作るために全体のデザインが重要視されがちですが、まずはどのような間取りにするのかを決めることが重要。
間取りを決めるためのポイントを3つ紹介します。
*風通しのいい間取りに
きれいで新鮮な空気を室内にたくさん取り込むには、窓の配置が重要です。
風通しが悪ければ湿気がこもり、カビが発生しやすくなるからです。
対面に窓を設置して風が流れるようにするのが理想。
しかし、全室に対面に窓を設置するのは難しいため、1部屋に窓を2面設けるのがよいです。
また、天窓を作るのも1つの方法でしょう。
*水回りの間取りに注意する
気をつける必要があるのが、排水音の問題。
1階の和室の上がトイレだったり、トイレと寝室が近いと音が響いて気になってしまいます。
また玄関の近くにトイレがあると来客時に家族がトイレを使いにくくなるという問題も発生するでしょう。
*動線計画が肝心
動線にはいくつかの種類があります。
料理や洗濯、育児などを組み合わせて行うときの家事動線。
洗面台を利用したり、トイレにいったり、食事をしたりなど、会社や学校に行く前の朝の動線。
お客様が来た時に、プライベート空間が見えないにする来客動線などです。
□建築家と対話をする
上記で述べたことに注意をし、建築家と対話を重ねることが家のデザインを決めるうえで大事になってきます。
建築家は、施主との対話から設計やデザインのヒントを見つけ出し、それらを機能と結びつけながら「カタチ」にしていきます。
「個室が3つでLDKは20帖欲しい」といった要望をプランニングすることはそう難しいことではありません。
しかし、当社ではそれだけでは語ることができない「住まいのカタチ」をお客様にご提案したいと考えています。
「やさしさ」や「おもい」といった抽象的な概念をカタチにし、設計/デザインに組み込むことが素敵な住まいにつながると思います。
□まとめ
水回りや動線といったいくつかのポイントを気にしながら間取りを決め、そのうえで建築家と対話を重ねることで家のデザインが生まれます。
そのデザインは世界で一つだけのものになります。
是非、当社であなただけの「カタチ」の家を建ててみませんか。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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