注文住宅の醍醐味ともいえる間取りづくりですが、どうやって決めたらよいのかお悩みの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、注文住宅の間取りで失敗しないために知っておくべきポイントをご紹介します。
注文住宅をご検討される方は是非参考にしてください。
□収納づくりを考える
収納は、家の住みやすさに関わる大きな要因の1つです。
戸建て収納率(住宅の総床面積に対する収納部分)は12~15パーセント以上が理想だといわれています。
そんな収納を決める際に気をつけるポイントがあります。
広さを決める際は現在住んでいる住宅の収納スペースの広さを基準にして考えましょう。
そして、どこにどのくらいの量を収納するかをイメージしましょう。
使用頻度やジャンルに分けて場所と広さを決めましょう。
また、収納の広さを考える際には、床面積よりも壁面積で考える方が望ましいです。
□家事動線を考える
家事動線とは、住宅内で炊事や洗濯、掃除など、家事をする際に人の動きを表す線のことです。
家事動線を整理することでストレスなくスムーズに家事ができます。
キッチン周りの動き、洗濯の動き、トイレやお風呂、洗面台などの水回りへのアクセス、さらに掃除の時の動きをそれぞれ考えましょう。
それぞれの家事を効率良く動くにはどのような動線が適切なのかを考慮しながら間取りを考えましょう。
□コンセントの配置を考える
忘れがちですが、コンセントもまた間取りを考える際に気をつけるべき重要なポイントです。
コンセントは位置と数の2つの点から考慮しましょう。
家具を設置する位置を考えずにコンセントの位置を決めると家具の裏側になり失敗してしまいます。
裏側などのコンセントで普段目につかない位置にプラグをさしっぱなしにすると火災の原因になることがありますので位置に気をつけましょう。
コンセントの数が不足しやすい場所はキッチン、玄関、駐車場、納戸です。
キッチンは家電を使うことが多いのでコンセントの数が不足しがちです。
キッチン以外の場所は、普段は使用しないため忘れがちですが、掃除の時にコンセントが必要です。
□まとめ
今回は、注文住宅で間取りを考える際に気をつけるべきことをご紹介しました。
紹介したポイント以外にも間取りつくりでは注意すべき点が多くあります。
家が完成し、生活し始めても後悔しないために実際に住んだ時にイメージをして暮らしやすい家づくりのために慎重に間取りつくりを行いましょう。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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