お洒落で人気があるトップライトですが、実際トップライトについて深く知らない人は多いです。
今回は注文住宅によくあるトップライトのメリットとデメリットを紹介していきます。
□トップライトとは
トップライトとは天窓やルーフ窓とも呼ばれます。
トップライトは屋根面に窓をつけ、天井から明かりが差し込むようにすることを目的としています。
壁の窓に比べ、数倍の明かりが差し込みます。
人気の理由の一つにお洒落などもあがっています。
□トップライトのメリットとデメリット
*メリット
・採光
北側の暗い部屋など光が差し込みにくい部屋へのトップライトはおすすめです。
暗い部屋では朝、昼でも電気をつける必要があるため、どこか薄暗い印象を受けがちです。
トップライトで自然の光を取り入れ、温かみのある部屋にしましょう。
経済面でも使用する際、常に電気をつけなくていいため、電気代の節約になります。
・通気性
トップライトは特に夏場に役立ちます。
窓を開ける際、普通は壁窓から壁窓へ風が通りますが、トップライトを作ることで風の抜け道が増えます。
風は下から上へと行く傾向があるため、壁窓を増やすより、一つトップライトを作ることで効率的に通気性を上げれます。
また、トップライトを使用することでエアコンの使用量が減少するため、節約にも繋がります。
・防犯性
生活を快適に導き、節約にも繋がるトップライトですが防犯性もばっちりです。
空き巣など家に侵入される場合、よく侵入経路に挙げられるのが窓です。
しかし、トップライトの場合、窓が設置されているのが屋上になります。
泥棒は目立ち、時間のかかる屋根に登ることを避けます。
そのため、防犯性もばっちりです。
*デメリット
トップライトのデメリットとして、よく挙げられる雨漏りについてです。
トップライトは他の窓に比べて、紫外線の影響をよく受けるため、ゴムパッキンなどが劣化します。
劣化すると屋根面に設置されているため、水が入ってくるなど、雨漏りをします。
定期的にメンテナンスや掃除を必要とする窓ですが、不自由などが原因で、天井にあるトップライトは放置されやすいです。
対策は設置する屋根にしっかりとした勾配を持たすようしましょう。
水平の場所では水が溜まりやすく、雨漏りの原因になります。
トップライトを設置する際は勾配のある屋根に設置することをおすすめします。
□まとめ
今回はトップライトのメリットとデメリットについて紹介しました。
トップライトには大きなメリットがある反面、大きなデメリットもあることがわかりました。
トップライトに興味を持たれた方は一度、専門の方に相談してみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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