
自由気ままに生き、人間にとって癒しとなる存在である猫ちゃん。
皆さんの中には、注文住宅の際に猫と生活することを夢見ている方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、猫と暮らすために必要な、注文住宅のデザインについて解説していきます。
□猫にとって暮らしやすい住宅とは?
猫と共生していく上での絶対条件として、猫の習性や特性を理解することが挙げられます。
猫ちゃんの好みや嫌いなものを、住宅の設計に織り込んでいきましょう。
猫の習性として多くの人に知られているのが、「高いところがすき」という点です。
猫にとっては、食器棚や神棚、梁の上などもお散歩コースの一つです。
猫ちゃんが歩きやすいように、そういった高所にキャットウォークを設置するなどの工夫が挙げられます。
また、猫の特性として、猫は「とにかく退屈を嫌がる」ということも忘れてはなりません。
上記の高所を好むという習性と合わさって、生活の動線を阻害しないという程度に、且つ猫ちゃんにとって立体的となるように運動コースを整えてあげるとよいでしょう。
しかしながら、そういった特性故に、目を離したすきに冷蔵庫や食器棚、洗濯物をあさっているということも少なくありません。
重要なものには、猫ちゃんが簡単に触れることができないようにロックを仕掛ける、ライトスルースクリーンを設けるなどの制限も工夫することをお勧めします。
猫は不潔を嫌います。
人間でもそうですが、じめじめとした不潔なトイレで用を足したくはありませんよね。
汚いまま放置しておくと、トイレが嫌になった猫ちゃんはキッチンで用を足すといった行動をとることもあります。
たとえ猫ちゃんのトイレでも、こまめに手入れはしてあげましょう。
日向ぼっこは猫ちゃんの貴重なリラックスタイムです。
窓の付近に、猫専用のスペースを設けてあげるとよいでしょう。
猫ちゃんのパーソナルスペースとしても活用できます。
猫の本能的習性として、爪とぎの時間がやってくることも忘れてはなりません。
放っておくとその辺の柱や壁、襖などで研がれてしまいます。
爪とぎ柱や板などを設置しておくことで被害を軽減でき、猫ちゃんのストレス解消にもなって一石二鳥です。
□まとめ
今回は猫と暮らすための注文住宅のポイントについて解説しました。
猫の習性をよく理解して、お互いが生活しやすいように工夫を凝らすことが最大のポイントです。
今回の記事が、これから注文住宅を考えている方の参考になれば幸いです。
投稿者プロフィール

- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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