巷にはリフォームがされた沢山の住宅がありますが、残念ながら成功例ばかりではありません。様々な失敗例もあることを踏まえ、これからリフォームを計画する人は十分に注意をしてみましょう。
ありがちな失敗とも言えるのが、追加費用が発生することです。予め見積もりを出してもらい、その総額で考えているところ、いざ手を付けてみたら別途工事が必要になることがあります。それが大掛かりな内容となると、数百万円ものプラスとなることもありますので、予算を大きく超えてしまうことにもなり兼ねないです。
失敗を回避するには、追加工事の可能性をよく調べておくこと、そしてその場合の費用は誰が負担するのかを明確にしておくことが大切です。あらかじめ、万一に備えた準備をしておかないと、工事が進まずリフォームが頓挫することにもありますので注意しましょう。
イメージと違っていたというパターンも意外と多いです。例えばキッチンを一新する場合、新しくなったものの、使い勝手がイマイチなどの不満を抱かれることがあります。あるいは、家族によく相談をせずに工事したことで、メインで使う家族からの不満が噴出するようなケースも少なくありません。
このようなイメージ違いを起こさないためにも、設備に関してはショールームへ行くなりして実物をチェックしておくことが大切です。ホームページやカタログ情報だけで決めてしまうと失敗をしやすいため、できれば家族揃って実物を見て、納得済みの上で工事を行うことが推奨されます。
リフォーム後からカビが出やすくなったという失敗例も存在します。浴室の壁や浴槽を変えた時にありがちですが、湿気のことがよく考えられた工事ではなかったために、結果的に不便を強いられるようなこともあるのです。デザイン重視で決めるなどすると、こうした問題が起こりやすいため、機能性や管理の問題を総合的に踏まえて判断を下さなければいけません。
後々の不便を生み出さないようにするには、信頼性のある施工会社に相談をすることが大切であり、的確なアドバイスをしてくれるところなら失敗を回避しやすくなります。そのためにも、できれば色々な会社へと相談をしてみて、その中からここなら安心して頼めそうと思えるところを選び出すのがおすすめです。
もちろん弊社でもお住まいに関するご相談を受け付けています。相談に費用は掛かりませんので安心してご利用ください。失敗をしないためのリフォーム相談をはじめ、どのように住まいを変えていけば良いのか分からない、と迷っている方にもアドバイスをさせて頂きます。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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