注文住宅を検討している人は快適な生活をするために考えているものですが、それは一緒に暮らす人以外の動物にも当てはまるものです。猫と暮らしている人であれば、その点も考慮して家づくりをしなければいけません。そのためには猫がどのようなものが好きであり、どのような場所に行かないようにすればいいのかを考える必要があります。
猫は高いところが好きだったり、日向ぼっこができるところ、また運動不足を解消するためにしっかりと運動できることが必要です。猫と暮らす家づくりをする場合にはこの点を押さえて、快適に生活できるようにすることが大切です。
高いところに行くことは上下運動にもなり運動不足を解消するとともに、高い場所から家の中を見渡すことができます。これには壁にキャットウォークを設置したり、キャットタワーを設置するなどの対処が必要です。キャットウォークを設置する場合には、家具を置いたりする場所も考えて動線を押さえておかなければいけません。高い位置になるような場所は、箪笥や本棚に乗れるようにしておくと効率がいいです。
キャットタワーを置く場合はそれなりの大きさが必要となり、そのための場所を確保する必要があります。様々な形状のタワーがありますが、ステップだけのものやハウスもあるものなど必要なものを選びましょう。家中を動けるようにしてあるのであれば、そこまで大きなものがなくても大丈夫です。
また春や秋そして冬は日差しが出ていれば、日向ぼっこをすることが多いです。そのため南側の窓辺でくつろげるように、出窓にしておくと理想的になります。その際には一階だけでなく二階も出窓にしておくと、日向ぼっこできるだけでなく外の景色を見渡すことができるので安心です。冬などの寒いときは日差しが出ていても窓辺は寒かったりするので、猫用のベッドを置いておくと寒さ対策ができます。
そしてキッチンや水辺などは危険が多いので、そこにはいけないようにしておくことが重要です。キッチンであれば対面などのオープン型にせずに、戸で区切ってある独立型にしておくと安心です。また脱衣所やふろ場なども、万が一入った場合のことを考えて洗濯機の扉はすぐに閉めたり風呂蓋は閉めておくか浴槽のお湯を抜いておくことが必要になります。
このように注文住宅で猫と暮らす家づくりをするには、考えるポイントはたくさんあります。これら以外にも壁などで爪とぎをしないようにする工夫なども必要です。ですがすべてのことに対応するとごちゃついてしまうので、ポイントを絞っておくことも大切になります。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
最新の投稿
- 2024年11月22日情報ブログペットと暮らす家づくりのポイントをご紹介!
- 2024年11月18日情報ブログ注文住宅の動線計画についてご紹介!
- 2024年11月14日情報ブログ注文住宅の外壁素材の選び方をご紹介!
- 2024年11月13日情報ブログトップライトとは?メリット・デメリットと選び方のポイントを解説します