「寝る部屋からトイレまでが遠い」
「快適な造りにするにはどうすればいい?」
「いざ住んでみたけど、家具が邪魔でコンセントが届かない」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか?
家づくりの大事な要素として、日々の生活でストレスが溜まらない造りであることが挙げられます。
動線をきちんとすることで、この問題を解決しましょう!
例えば、寝起きでトイレに行きたい時にトイレが遠いと不便ですし、洗濯機からベランダが遠いと何回も廊下を往復する必要があります。
このように家を建てる際、「動線」という人が通る経路を便利にすることが、快適な生活を送る重要な要素になります。
そこで今回は注文住宅における動線計画と、それに合った家具の配置をご紹介します。
□基本的な考え方
動線計画を考える時重要なのが、「動線の種類が被らないこと」です。
動線には、ご飯や洗濯、掃除を行う「家事動線」、リビングからトイレやお風呂など部屋を移動する「生活動線」、家族以外が家に来た時に通る「来客動線」、この3種類があります。
これらが交差しないようにすれば、快適に生活できます。
例えば来客動線が生活スペースに被っていなければ、そこを通らずにお客さんを案内できます。
このように注文住宅で家を作る際は、これらができる限り交わらないように動線計画を立てましょう。
□ポイント
*人の動く幅を考え、動線に余裕を持たせよう!
人が通る移動スペースを十分に確保すれば、ストレスフリーで家の中を過ごせます。
一般的に正面を向いて移動する時に必要なスペースは55~60cm、横向きで通る時は45cmほどになります。
少し広めに取ることで、圧迫感もなくなるでしょう。
*動線の邪魔になる場所に家具を置かない
もちろん移動スペースの途中に家具があればそれを避けて通る必要があります。
これでは一回ずつ移動するたびにストレスになります。
例えば洗濯物を干す時にリビングに置いているソファが廊下にはみ出ていたらどうでしょう?
横を向いて通ったり、洗濯籠を持ち上げたりすることになるかもしれません。
これは少し大げさな例かもしれないですが、家具の置き場所には注意しましょう。
*家具を置く場所はコンセントを考えて
注文住宅で失敗したと感じる人の多くが、コンセントと家具の位置関係を問題に挙げています。
コンセントが家具で隠れてしまったり、動線を気にしすぎて家電の位置とコンセントの位置が離れてしまったりすることがあります。
現代の生活に電気は必要不可欠です。
家具の配置を考える時は十分注意しましょう。
□まとめ
今回は家を建てる際の動線計画と、それに合った家具の配置をご紹介しました。
家具の配置を頭にいれながら、動線を考えるのは難しいと感じる方もいらっしゃると思います。
当社では、お客様の理想をかなえるための最適なプランをご用意しております。
注文住宅についてお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。
http://sekidesign.com/
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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