「注文住宅で費用を抑えるにはどうすればいいの?」
「そもそも、注文住宅ってどれくらいお金がいるの?」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか?
家をリフォームする際に気になるのが「費用」ですよね?
そこで今回は注文住宅にかかる費用と、安くする方法をご紹介します。
□費用の相場
注文住宅を依頼する場合の費用は主に3つあります。
・土地代
・建築費用
・登記などの手続き代
これらを合計して、予算を出しましょう。
この予算はピンキリで、1000万円~5000万円ほどが相場になります。
立地や家の造りを全くこだわらない場合は1000万で足りますが、ある程度家の造りにこだわりがある場合は3000万円、首都圏といった立地も考慮に入れる場合は5000万円ほど予算がかかります。
希望通りの注文住宅にするために重要なのは、予算をどこに割り振るかです。
自分の家を作るのに何を一番求めているか、もう一度確認してみることをおすすめします。
□予算を抑えるポイント
では、どのようにすれば費用を抑えられるでしょうか?
ポイントがいくつかあります。
*延床面積を小さくする
これは家の床面積の合計を意味します。
1階が30坪、2階が20坪なら、延床面積は50坪になります。
この延床面積が5坪変わるだけで約250万円費用に差が出ます。
必要がなければ、無理に大きくしない方がいいでしょう。
*建物の形をシンプルにする
シンプルな形の造りだと下地や仕上げの資材の量を少なくできます。
さらに工数も減る分、人件費も安くなります。
また角の数を少なくできるのも、シンプルにする理由です。
「役物」と呼ばれる角に使う資材は、平面に使うものに比べて費用が高くなります。
*部屋の数を少なくしてシンプルにする
部屋の仕切りを取っ払うことでコストダウンできます。
部屋の仕切りを多くしてしまうと、仕切り壁を作るための費用が必要になります。
仕切りがなくなることで、部屋自体が広くなるので、一石二鳥な方法だと言えます。
また壁だけでなく扉も減らせば、より費用が安くなります。
*トイレは一つに
2階建てにする場合、各階にトイレをつけたくなりますよね?
しかし、トイレを1箇所つけるだけでおよそ30万円必要になります。
2階への階段の近くにトイレを設置する、各階から行きやすい場所にするなど工夫するのも一つの手段です。
*水回りは一つの場所にまとめる
キッチンやお風呂といった水回りは近くにまとめることで必要な設備に使う費用もまとめられます。
メンテナンスもしやすくなり、家を建てた後の費用も安くできます。
また1,2階で別れる場合でも、位置を重ねるといいでしょう。
それによって、工事にかかる費用が安く済みます。
*仕上げ材をこだわる部分を決める
内装にこだわって、オシャレにしたいですよね?
しかし家全体にこだわってしまうと、とても高額になってしまいます。
そこで安くするところとこだわる部分を分けることで、安くしつつメリハリのある内装にできます。
□まとめ
今回は注文住宅の費用を安くする方法をご紹介しました。
安くできるところを抑えておけば、自分がこだわりたい部分にお金を使えるだけでなく、後々問題になりがちなコストオーバーの対策にもなります。
当社では、お客様の理想をかなえるための最適なプランをご用意しております。
注文住宅についてお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。
http://sekidesign.com/
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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