キッチンをリフォームしたいとお考えの方もいらっしゃると思います。
光り輝く新品の、理想のキッチンで料理できるとなると、毎日の料理も楽しくできますよね。
しかし、リフォームではどのような点に気をつけたら良いのか、また費用はどれくらいかかるのか、心配な点も多いと思います。
そこで今回は、キッチンをリフォームする際に押さえておきたいポイントと費用をご紹介します。
□キッチンを選ぶ際のポイント
*優先順位をつける
キッチンのリフォームといっても、目的は1つでは無いことが多いです。
収納箇所を増やしたい、間取りを変えたい、高性能なキッチンがほしい、など、要望がいくつかあると思いますが、まずは優先順位を決めましょう。
なぜキッチンのリフォームをしたいのか、その理由が明確だとリフォームに失敗しません。
*キッチンの型を決める
キッチンは大きく分けて4種類あり、それぞれ特徴があります。
どの型が合っているか、間取りと相談しながら決める必要があります。
・I型
I字型キッチンは、最も基本的なキッチンで、コンロやシンクが一直線にならんでいるタイプです。
サイズが大きくなるにつれて移動距離も大きくなります。
・II型
II字型のキッチンは、コンロやシンクが2列に分けられ、IIという文字のように平行に伸びたキッチンになっています。
動線は短いですが、広いスペースを使います。
・L型
L型はコーナーに合わせたキッチンです。
動線は短いですが、コーナー部分を上手く利用できないことがあります。
・U型
U型は、II型の端の一方を繋げたものです。
II型より広い調理スペースがありますが、活用が難しいコーナーも2つに増えます。
*色を決める
色は見た目の印象を変えるとても大切な要素です。
キッチンの色は大きく分けると、白、木目、濃い色、薄い色のものが多いです。
*配置を決める
配置も重要な要素です。
例えばI型でも、壁にぴたりとつける、壁と離して一方から入れるようにする、アイランド型にして両方から入れるようにする、といった配置の方法があります。
*高さ、幅に注意
高さが合わない、幅が狭い、ではせっかく新しいキッチンにしても調理が進みません。
今あるキッチンを基準に、高さや幅をある程度考えておくと良いでしょう。
□リフオーム費用について
キッチンリフォームは、キッチン本体費、取付工事費、必要なら配線や配管の調整費がかかります。
全体費用は、キッチンを変えるだけであれば80~100万円が、間取りまで変えると120~300万円ほどかかります。
ただし、これはあくまで目安であり、キッチンの性能や型、要望によって大きく左右されます。
リフォーム前に必ず見積もりを出してもらい、工事費用の説明を受けることが大切です。
□まとめ
キッチンをリフォームする際に押さえておきたいポイントと、費用についてご紹介しました。
キッチンを変える際は目的に優先順位をつけ、何を重視するのか明確にしておくことがコツです。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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