「イヌ派ですか?ネコ派ですか?」
誰もが一度は耳にしたことがある質問ではないでしょうか。
それくらい猫は大人気のペットで、ひとり暮らしのお供としても、家族みんなの癒やしの存在としても重宝されます。
しかし、猫の習性を理解しないままインテリアを揃えると、爪で傷つけられたり、逆に猫を傷つけてしまったりします。
今回は、そんな猫と仲良く暮らせるインテリアについてご紹介します。
□猫の習性
猫と一緒に暮らすためには、猫の習性を知っておくことが大切です。
インテリアも、猫の習性を知った上で選びましょう。
*爪とぎ
猫の大切な習性として、爪とぎがあります。
これは本能ですので、止めさせるわけにはいきません。
*昼寝
猫は1日の半分以上を寝て過ごします。
そのため、猫にとって心地のいい場所を用意する必要があります。
*高い所が好き
高いところが好きな猫を満足させるために、高いところへ行ける仕掛けを準備しましょう。
*狭いところが好き
1人の空間が必要な猫は、隠れられるような狭いスペースが必要です。
□猫と暮らすインテリア
*キャットタワー
キャットタワーとは、猫が登るための仕組みがある高さを持つ物のことで、塔のように天井まで届く物もあれば、机の高さ程度のものもあります。
高いところが好きな猫を満足させたり、ジャンプを促すことで猫の運動不足を解消させたりするので、猫と一緒に暮らすのであればあったほうが良いです。
*キャットウォーク
壁にある猫用の階段や通路がキャットウォークです。
猫が通るために何かを置くことはできませんが、壁にアレンジが加わるためおしゃれな空間を演出できます。
*カーテンに注意
ひらひらと揺れるカーテンは猫が気になり、引っ掻いてしまうかもしれません。
下にロールがあり、それが重りとなって揺れないタイプのカーテンが最適です。
*猫専用の収納スペース
収納スペースの一部に穴を開けて猫が入れるようにするなど、猫専用の狭いスペースを作ってあげると喜んで使います。
穴を開けると見た目が悪くなってしまうのでは、と思われるかもしれませんが、図形になるように切り抜いたり、猫のシルエットとなるように切り抜いたりすることで、おしゃれにすることができます。
*猫専用ベッド・チェア
猫用のベッドは小型で可愛らしい物が多いうえ、寝室の横に置くなどすれば邪魔になりません。
代わりに、猫用のイスを用意するのもいいでしょう。
*照明器具に注意
キラキラとひかる豪華なシャンデリアに、猫が飛びついてしまった、といった事例があります。
照明器具は、猫が飛び移れない場所に吊り下げるか、そもそも飛び移れないシーリングライトにすると安心です。
*フローリングにする
フローリングにすると、猫の毛を簡単に掃除できます。
カーペットだと、爪とぎに使われたり、毛を掃除しにくかったりと、何かと不都合なことが多いです。
□まとめ
猫と暮らすのに知っておくべき習性や、インテリアをご紹介しました。
猫用のスペースを用意し、また十分に運動できるようなキャットタワー・ウォークがあると、猫も快適に暮らすことができます。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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