前回、前々回と全面照明と局部照明についてご紹介しましたが、
局部的全面照明というのは、それらを併用したものとなります。
作業する場所や明るくしたい対象が、機能的に明るくなるため、
結果的に部屋全般を明るくすることができます。
では、どのような場合に併用すべきなのでしょうか。
局部的全面照明が望まれる場所というのは、
全般照明だけで作業を行うのに、明るさが足りないような場所や、
局部照明だけであると、明暗の差が大きすぎて、
目に悪いような場所が挙げられます。
局部的全面照明を使って、ほど良い陰影効果や明暗のメリハリを出すためには、
全般照明をできるだけ、調光機能付きのものにすることがおすすめです。
時間帯によって部屋の明るさは異なりますから、
局部照明による明るさとの対比が調度良いところに調整することで、
目にやさしいだけでなく、省エネにも繋がります。
局部的全面照明を使用すると、空間にリズムが作り出され、
自分好みの雰囲気に部屋を変えることができます。
各部屋の機能に合わせて、どのような空間にしたいかを考え、
イメージを書き出してみましょう。
いかがでしたか?
それぞれの部屋にフィットした照明を選び、
快適な空間を作り上げましょう。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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