局部照明は、ある特定の対象物を
より明るく引き立てることのできる方式であり、
そこに人々の視線を集めることが出来るということで、
アクセント照明と呼ばれることもあります。
前回ご紹介した、全面照明が白熱灯や蛍光灯を得意にしているのと比べ、
局部照明は、LED器具が効果を発揮します。
シックな雰囲気のレストランやカフェでよく用いられている方法です。
家庭で使用する場合には、
ダイニングルームで食卓をドラマチックに浮かび上がらせたい方、
観葉植物や絵画を明るく目立たせたい方に、大変おすすめと言えます。
局部照明を使用すると、明暗のメリハリは生じやすいですが、
全体的にリラックスした雰囲気となるだけでなく、
空間に奥行きを出すことも可能です。
先ほど、家庭ではリビングに設置するのがおすすめとお伝えしましたが、
勉強机やキッチンなどの、細かい作業を行うところでも、
局部照明はよく使用されています。
この場合、こちらはタスク照明と呼ばれ、
長時間作業による目のストレスを軽減させてくれます。
しかし、明暗の差は、ありすぎると逆に目が疲れやすいですので、
暗すぎる場合には、全般照明との併用も考えておきましょう。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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