いい土地ってどんな土地でしょうか。
注文住宅で家を建てたいけれど、どんな土地がいいのか実際よくわからない。
今回は、土地を選ぶ際にどのような基準をもって探すべきなのか解説していきます。
□どんなところに住みたいか条件を考える
まず土地を探す際に、一番初めに決めるべきなのがどの辺のエリアに家を建てたいのかです。
交通や周辺の設備が整っている都心部の近くに建てるのか、子どもたちがのびのび暮らせるように郊外を選ぶのか、その二択だけでも大きく土地の選び方は変わってきます。
エリアを決定した後は、ご自身との勤務地との距離の兼ね合いを中心に候補のエリアを絞っていきます。
そこから各エリアに関してよく使う施設との距離感や所要時間、周辺の環境について考えます。
よく使う施設とは、最寄り駅、医療施設、教育施設、商業施設など、ご自身が現在だけでなく将来も使うであろう施設に目を付けます。
周辺の環境については、周りに騒音の出る施設や悪臭、交通の状況などのことを指します。
よく使う施設が近くにあってもうるさく悪臭がきついなどの悪条件が重なると快適に生活することは難しいでしょう。
加えて、土地は朝、昼、夜と全く違う状況が生み出されます。
それぞれの環境の状況についても把握できるとよいでしょう。
□土地の用途について
立地や周辺の環境的に良いところが見つかったとしても、その土地が家を建てることができる土地でなければいみがありません。
すべての土地で家が建てることができると考えるのは大間違いです。
土地にはそれぞれ使用用途があり、家を建てることができない土地も存在します。
土地を探す際は本当にその土地が家を建てることができるのかどうか確かめましょう。
□土地の安全性について
家が建てることのできる土地かつ、立地、環境ともに完璧な土地を見つけたとしても、まだその土地が良いとは言い切れません。
次は土地そのものの強さについて調べる必要があります。
いくら良い家でも地盤が弱かったり洪水になりやすかったりすると意味がありません。
ここで注意しておきたいのは、その土地が水域を埋め立ててできた土地や周辺の道路より低い土地です。
地盤が緩かったり洪水になりやすかったりする可能性があります。
□さいごに
土地は一生の財産といっても過言ではないほど重要なものです。
土地を選ぶという作業はよいところを探そうと思えば思うほど大変です。
快適な生活を送っていくためにも土地探しはこだわりを持って探してみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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