土地の購入って意外とややこしいですよね。
ほしい土地が見つかっても何からすればいいのかよくわからないことがありますよね。
今回は、土地を購入するまでの流れを解説していきます。
□土地を購入する流れ
土地を購入するためには、大きく分けて「買い付け」、「契約」、「引き渡し」の3段階あります。
それぞれについて十分に把握していないと失敗してしまうことが多々あります。
土地購入で失敗しないためにもそれぞれの特徴について知りましょう。
*買い付けについて
土地を探していて求めていた土地を見つけた時、この土地が欲しいということをアピールしなければなりません。
そのアピールが買い付けということになります。
正確に言うと売主に対して、買付証明書というものを渡さないといけません。
これはそこまでの厳しさがないもののよっぽどのことがない限り買いますよということの証明になりますので、買付証明書を出す前に十分にその土地の特性や条件、周辺のトラブルについて詳しくし知っている必要があります。
とはいえ法的な拘束力を持たないため買付証明書を取りやめても罪はなく、また違う人にその土地を先に取られてしまう場合もあります。
ただ、無断で取りやめてしまう場合には罰がある場合がありますので気を付けてください。
*契約について
契約時には重要事項説明書というものを見ることができます。
重要事項とは主に不動産売買にあたり買主が知る義務がある事項のことです。
重要事項説明書の中には登記、建築基準法による制限、契約を解除する方法、代金の受け渡しについてなど一回読むだけでは理解できないようなことがずらりと書いています。
重要事項説明の時に、内容が難しすぎて不利な契約を結んでしまうことになりかねます。
重要事項説明書は重要事項説明までに端から端までくまなく読み、疑問点があればメモしておきましょう。
重要事項説明書を事前に把握しておくことで重賞事項説明の時に質問しやすくなるでしょう。
契約時の確認を怠ると後で問題が発生しても取り扱ってもらえないこともあります。
気を張って契約に臨んでください。
*引き渡しについて
土地代の残金をすべて清算し、所有権を引き受けることができれば、引き渡しは完了になります。
手続きが完了すると引き渡し確認書を受け取ることができます。
引き渡し確認書は建物の引き渡しでいうカギのようなものです。
□さいごに
土地の購入は、条件がややこしく問題がしばしば起きてしまいます。
特に、重要事項説明の時は注意してください。
重要事項説明では、納得がいくまで質問することが大事です。
気に入った土地を見つけた時こそ冷静に状況を判断し、スムーズに購入できるように今回の記事を参考にしてみてください。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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