中古の分譲マンションをリフォームすることになった方の中には、近隣への挨拶回りをどうするべきなのか悩んでいる方がいらっしゃるかと思います。
挨拶はどうすべきか、手土産は持って行くべきなのか・・・
多くの人と隣接しながら生活をするマンションだからこそ、うまく近所付き合いをして、トラブルなく穏便にリフォームを済ませたいと思う方は少なくありません。
今回はリフォーム前にしておくべき挨拶回りについて解説します。
□挨拶は1週間前に済ませる
「挨拶をしたいけど、リフォーム工事の何日前にするべきだろう?」とお悩みの方がいらっしゃるかもしれません。
一般に、着工の1週間前には挨拶を済ませておくのが好ましいとされています。
時間帯は平日よりは休日の午前中に行うといいかもしれません。
というのも、平日はお仕事や家の用事で忙しい可能性があり、挨拶に出向いても不在であるかもしれないのが理由です。
場合によっては「何度も挨拶に行ったけど、どうしても会うことができない」ということがあるかもしれません。
そんな時は手紙をポストに入れて、リフォームの工事について伝えましょう。
□挨拶は何を言えばいい?
「リフォームで工事をするので、しばらく騒音がするかもしれません」と大まかに伝えたいことはあるけれど、具体的に何を言えばいいのかわからない。
と悩んだことがありませんか?
近隣への挨拶で伝えておきたい4つの項目があります。
・リフォーム工事の期間がどれくらいか
・リフォーム工事の時間帯・曜日はいつか
・リフォーム工事の内容
・何かあった時の連絡先
以上の項目を挨拶で伝えておくと安心です。
何かトラブルがあった時には連絡先を伝えてあるので対処できますし、あらかじめ工事の内容や日程を伝えておくと、より理解を得やすいです。
□手土産は消耗品
持参する手土産選びは、何度挨拶回りを経験しても悩むところではないでしょうか。
一般に、菓子折り・タオル・洗剤・石けんといった消耗品が挨拶回りで利用されます。
価格はあまり高すぎるものではなく、1000円前後のものを用意しましょう。
□挨拶は上下左右に行う
マンションに挨拶回りでは、一戸建てのように「向こう三軒両隣」というような指標がないので、どこまで行くべきか悩みどころです。
マンションの挨拶では、両隣を含めた上下階の3軒に行うことが多いです。
また、マンションによっては工事の告知を行うことが規則で決められている場合があります。
その場合には、挨拶回りに加えて書面での告知を行いましょう。
近隣への挨拶回りは、何度行っても慣れないかもしれません。
工事を予定通りに進め、うまく近所付き合いをするためには欠かせないものです。
最低限の常識を持って、リフォームの1週間前には挨拶を済ませておきましょう。