マンションに住んでいると、上下・左右のお部屋に住んでいる人の生活音に気を使う経験をしたことがありませんか?
中古の分譲マンションを購入した方の中には、「思ったよりも上の階の人の足音が聞こえるから、うちの床もリフォームで遮音機能を高めたほうがいいかも」と思っている方がいらっしゃるかと思います。
遮音性を求めてリフォームしたのに、その効果がイマイチ感じられないことがあります。 そうならないためには、床の遮音性機能について知っておく必要があります。
今回は、分譲マンションのリフォームにおける床の遮音性機能についてお伝えします。
□床で起こる2種類の音 生活音全てを同じものだと思っている方にお伝えします。
実は、床で起こる生活音は2種類の衝撃音に分けることができます。
*軽量床衝撃音 これは、コップやフォークを落としたときの音や、スリッパで歩く音を指します。
この音の対策は、主に床の仕上材を変更することです。
一般に、フローリングのような硬い素材よりも、カーペットのように柔らかい素材が使用されている仕上材を利用すると効果的であるとされています。
*重量床衝撃音 これは、子供が暴れたり走り回ったりするときの音を指します。
この音の対策は、床板の厚さ(=スラブ厚)が厚い物件を選ぶことです。
床が厚いほど、重量床衝撃音は吸収されます。
遮音機能が期待できる厚さの目安は、およそ200ミリ以上です。
□フローリングの選び方 リフォームを行う方の中には、フローリングの変更を検討している方がいらっしゃるかもしれません。
フローリング選びでは、L値を確認することが大切だとご存知でしょうか?
*L値は遮音性を表す フローリングにはその遮音性を表すL値が記載されています。
数値が小さくなるほど、遮音性が優れていることを表します。
このL値はある程度信頼できる値ですが、フローリングのみで床の遮音性が決まるとは限らないので、念のためワンランクL値の低い、つまり遮音性が高いものをあらかじめ選んでおくと効果的かもしれません。
□フローリングの遮音性機能に注意
フローリングの遮音性機能には注意すべき点があります。
それは、マンションによっては規約においてフローリングへのリフォームを規制していることがある点です。
普通のフローリングにすると音が下の階に響くようになるので、マンション側がその遮音性機能を巡ったトラブルを危惧した結果です。
リフォームでフローリングにしたいとお考えの方は、その遮音性機能とマンションの規約をあらかじめ理解しておきましょう。
マンションに住んでいると、床の遮音性が気になるかと思います。
そうした時にもリフォームは効果的ですが、「遮音したい音がどんな音なのか・L値による遮音性機能が把握できているか」が重要です。
リフォームによる遮音性機能の向上をお考えの方は、ぜひご連絡ください。
投稿者プロフィール

- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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