「老後のためにリフォームしたい。」
「バリアフリー住宅のリフォームのポイントを知りたい。」
上記のように、老後のためのリフォームについてお悩みではないでしょうか。
バリアフリーとは、高齢の方や、介護が必要な方にとって、障害(バリア)となるモノを、住宅から取り除く(フリー)ことです。そのバリアフリーの考えを取り入れた住宅を、バリアフリー住宅と言います。また近年、高齢化社会を迎える中、バリアフリー住宅にするための、リフォームを検討する方が増えています。
今回は、バリアフリーリフォームの、具体的な3つのポイントをご紹介します。
●細かな段差を解消する
バリアフリー住宅の第一のポイントは、段差を解消することです。高齢の方や、介護が必要な方にとって、住宅の中で最も危険な場所は、段差です。注力が低下し、視野の狭くなるにつれて、段差に気付けず、つまずいてしまうようになります。
また、つまずいた際に、運動能力の低下によって、バランスを保てず、転倒する可能性が高まります。特に高齢者にとって、つまずいて転んでしまうと、骨折などのけがにつながる危険性があります。
高齢の方が、一度骨折やけがを負ってしまうと、寝たきり生活を余儀なくされる場合もあるため、段差を減らす工夫をしなければなりません。。
また、なくせない階段には、手すりを設置して、上り下りの際の補助として使用しましょう。
●滑りにくい床材にする
高齢の方や、介護が必要な方にとって、転倒は非常に危険と述べました。滑りやすいフローリングは、転倒の危険性を大きく高めます。部屋や廊下の床を見直すことをお勧めします。滑りにくい床材にリフォームするか、タイルやカーペットを敷いて、安全な環境を整えましょう。
●水周りのスペースを広げる
生活をするうえで、必要不可欠になる、トイレや浴槽、洗面台などの水周りは、比較的狭く設計されています。しかし、高齢になると、動ける範囲が狭くなり、余分なスペースが必要になるものです。また、介護が必要な方や、必要になった場合には、車いすを使用することが多くなります。水周りにも、車いすを移動できるスペースが、必要になるのです。
〇最後に
今回は、バリアフリー住宅にリフォームする際のポイントを、3つご紹介しました。リフォームは、高齢になってからでは遅いといわれています。なぜなら、高齢の方にとって、リフォームを行うことは、精神的にも身体的にも大変であるからです。早めのうちから、老後の生活を想定し、バリアフリーリフォームをご検討くださいね。
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投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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