注文住宅など、新築を購入する際には、新しい土地を見つけて、移り住む方が多くいらっしゃるでしょう。しかし、皆さんの中には、全く知らない土地で家を建てるときに、少し心配になることがあるのではないでしょうか。
「全く新しい土地で、近隣の住民との関係性をうまく築くためには、どうすればいいのかわからない。」
これから何十年と同じ家で、同じ土地で暮らしていくためにも、近隣住民との関係性をうまく保つことが大切です。一番身近に生活している近隣住民に、悪い印象を持たれることは、トラブルを招く可能性があります。そこで、新しい場所で注文住宅を建てる際に、行いたい大切なことは「挨拶回り」です。
今回は、近隣住民との関係性をうまく築くために、挨拶回りの必要性をご説明します。
●挨拶回りの必要性とは
少し前の日本では、近所の住民に、足りなくなった調味料をもらいに行ったり、野菜をおすそ分けしたり、互いの生活に近い関係性がありました。しかし現代では、近隣の住民との関りが薄れています。場合によっては、隣に誰が暮らしているのかわからない、という方もいるのではないでしょうか。
しかし、近隣住民との関係性を築かないと、トラブル招くことや、いざ助けが必要となった際などに、悩ましい問題となります。トラブルを未然に防ぐためにも、新築を購入する際には、挨拶回りをしっかり行いましょう。
●挨拶回りの具体的な方法
挨拶回りは、基本的には、工事前と引っ越し後に、2回行う必要があります。
・工事前の挨拶回り
家を建てる近隣住民の家に、粗品を持って、施工人とともに挨拶を行いましょう。この時、工事の日程や、騒音の出る日がわかっていれば、事前に知らせることが大切です。また、近隣住民だけでなく、周りの環境状況によって、工事中迷惑をかける住民がいないか確認しましょう。
・引っ越し後の挨拶回り
住宅が完成し、引っ越しを行う際には、必ずもう一度挨拶回りを行いましょう。この時、夫婦であるならば、2人で出向く必要性があります。また、工事で迷惑をかけた方や、お世話になった方には、謝罪とお礼を伝えましょう。引っ越し後の挨拶回りは、当日か翌日に行うことがベストです。
〇最後に
今回は、注文住宅を購入する方に、行うべき挨拶回りについてご説明しました。挨拶回りは、これから生活していくうえで、近隣住民との関係性を築くための大切なことです。第一印象が悪ければ、今後の関係性をうまく築くことが難しくなります。
こだわりがいっぱい詰まった注文住宅での暮らしを、ずっと楽しく安心できるものにするためにも
、ぜひ丁寧な挨拶回りを行ってください。
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投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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