窓の方角によって注文住宅の印象や生活のしやすさが変わってきます。また、家相や風水の面から見ると運気にも大きな影響を与えるとされています。
せっかく注文住宅を建てるのであれば、いい運と共に新たな生活をスタートさせたいですよね。
そこで今回は、北側の窓やそれ以外の窓について家相の面からアドバイスをしていきます。
家相とは・・・
家相とは、土地や家の間取りなどの相(見た目、ありさま)のことを指します。それによって住人の運勢をみる占術は、風水と同様中国から伝来し、日本の文化に深くかかわりを持っています。
家相というと土地や間取りのように、平面的な事を考えがちですが、窓の位置のような立体的な事も大切な要素です。各部屋の窓の設ける位置によって、通気性や日当たりの良し悪しが変わります。それによって家相的運気に変化が生じるのです。
注文住宅の窓の位置
1. 北側の窓
家相的には、北側の窓は小さい方が良いです。南側からの風を通り抜けさせる通気窓としての役割を担います。北側の窓を大きくしたい場合は、北の冷気を防ぐカーテンが必須です。また、この冷気対策として部屋の床材は温かみのあるカラーを選択すると良いでしょう。
2. 北東の窓
北東の窓は、腰高にすることをおすすめします。北側の窓同様、カーテンで外気の寒さを遮断する必要があります。大きな窓にする場合、北東から発生する外気に大きな悪影響を及ぼします。イエロー系のカラーと相性がいいので、工夫して取り入れてみましょう。
3. 東側の窓
東側の窓は大きめにしましょう。朝日が昇る方角なので、家を活性化させるエネルギーを取り入れられます。積極的に外気を室内に入れられるような大きな窓を設置しましょう。
4. 東南の窓
家の中で一番大きな窓を設置すると良いでしょう。東南は、人の交流や交際を象意する方位です。家族のコミュニケーションを円滑にするためにも、開放的な空間にしましょう。
5. 南側の窓
南側の窓は、日中の直射日光を気にしなくてはなりません。カーテンを工夫して柔らかい日差しを取り入れられるようにしましょう。窓を大きくすることで、太陽の温かいエネルギーを吸収することが可能です。健康にもいい影響をもたらしてくれることでしょう。
6. 南西の窓
南西は、努力と頑張りをもたらす方位です。窓を大きくしてしまうと、努力と頑張りの気の影響が少なくなってしまいます。小さめの窓を意識しましょう。
7. 西側の窓
西側の窓からは西日が強く入り込みます。倦怠感を生じさせたり、活力を失わせたりと、悪影響を及ぼします。そのため大きな窓より、腰高の窓の方が良いでしょう。
8. 北西の窓
北西は、方位的に精神的なよりどころとなります。落ち着いた精神状態でいられる大きさの窓を設置しましょう。肘掛け窓がおすすめです。
方位によって窓の大きさを調整することで、家相的に運気が高まるのではないでしょうか。注文住宅の窓づくりで、いい新生活のスタートが切れることを祈っています。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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