「せっかくリフォームをするなら、子育てが楽になるようなものにしたい・・・」
子どもがいるママなら、このように思う方も多いのではないでしょうか。子育ては家事やしつけとやることで溢れています。
日々子育てに追われるママが、少しでも楽になるようなリフォームがあったら嬉しいですよね。
そこで今回は、忙しいママを助ける、子育てのためのリフォーム術を紹介します。
子育てリフォームのポイントとは?
子育てで一番大切なことは、親子間のコミュニケーションです。ママが家事に追われて忙しいときでも、子どもの顔が自然に目に入るような家づくりをすることが重要なのです。
それを実現してくれるのが間取りです。LDKをなるべく一続きにすることで、どこにいても子どもが目に入ることでしょう。また、キッチンを対面式にすることで、料理中でも子どもとの会話を楽しめますよ。
子育てリフォームのポイントである親子間コミュニケーションを意識して、間取りやキッチンを考えてみましょう。
リフォーム術
<リビングに勉強コーナー>
リビングの一角に勉強コーナーを作ってみてはいかがでしょうか。子どもが小さいときは、親の目に入る位置で安心して勉強やお絵かき、読書ができます。
また、大きくなってリビングに勉強スペースがあることで、子どもが自分の部屋にひきこもることを防止できるかもしれません。
子どものためだけではなく、ママも勉強コーナーを活用できます。例えば、ミシンを置いて子どもの給食袋を作ったり、料理のレシピ本を読みながら夕食の献立を考えたりできます。親子ともにメリットとなる勉強コーナーで、子育ても楽になるかもしれません。
<可変式の子ども部屋>
子育てで何よりも楽しみなのは、子どもの成長をみられることでしょう。子どもは毎日何かを学び、少しずつ成長していきます。
いつの間にか小学生になり、気づいたら思春期に入っているものです。子ども部屋も、子供の成長に伴って変わっていくべきではないでしょうか。
可動式の仕切りを設置することで、一空間を一部屋としても二部屋としても活用可能です。子供が小さいときは、広々スペースで遊びたいでしょう。一方思春期に入ると、狭い空間に閉じ籠りたくなるかもしれません。
兄弟がいる場合も、兄弟で同室がいい時期とプライバシーを求める時期があります。子どもの成長に合わせて仕切りを動かすことで、その時期に合った子ども部屋が作れます。
子育ては忙しさと楽しさの両方を併せ持ちます。その中でも、なるべく楽しながら子どもと楽しめる家づくりを心掛けましょう。リフォームをする際は、これらの子育てリフォーム術を意識してみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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