ペットに猫を飼っていて、猫も快適に暮らせる家を作りたい!
これからずっと愛らしい猫と一緒に過ごしていきたい!
そんな方は通常の家では快適に暮らせないのではないでしょうか。
今回は「猫と暮らす家づくり」についてお話したいと思います。
■猫を考慮した内装材
内装材に求めるものとしては傷つきにくさ、汚れにくさ、臭いの残りにくさが挙げられます。
猫は壁を引っ掻くため、傷つきにくさは必要ですし、ペットを飼うとどうしても室内が汚れ、臭いがこもることが多いので、これらを考慮した内装材を使いましょう。
猫を考慮した内装材としてお勧めするのは「調湿タイル」です。
調湿タイルは珪藻土(けいそうど)を素材にしたもので、脱臭、抗菌、室内の温度変化に対応できるという特徴があります。
■家の中での猫の行動範囲と動線を考える
家の中で猫がどの範囲を行動できるようにするのか、区分してあげる必要があります。
行動範囲が狭すぎると猫にストレスがたまり、広すぎると世話をするのが難しくなるので、適度な行動範囲を設けましょう。
■あったらいいな!と人気の設備
〇猫用の部屋
小さな猫のための2畳ほどの部屋を用意しておくと、飼い主も猫も暮らしやすくなります。
飼い主が寝る際や、どうしても世話ができない場合は部屋の中で遊んでもらうのが良いでしょう。トイレを用意しておけば、掃除も楽になります。
〇猫が出入りする用のペットドア
家の中だけではなく、自由に庭でも遊べるようにしたいのであればペットドアを設けるのが良いでしょう。この場合、庭に柵を作って脱走しないように設備を整える必要がありますが、庭で好きなように行動できる方が猫は喜びます。
〇庭にペット用温水付きシャワー
お散歩した後に、猫が汚れて帰ってくることがあります。
庭に温水付きシャワーを設置しておけば、猫は季節関係なく、気持ちよく体を洗えるので猫にとってもとても幸せです。最近では、ペット用のシャワーの種類も増えてきているようなのでご自身の猫にあったものを選んであげてくださいね。
〇室内のキャットウォーク
壁沿いに猫が歩けるスペースを作っておく「キャットウォーク」というものがあります。
キャットウォークは小さなスペースでも作ることができ、少し高いところにも作れるので、猫にとってはとても楽しいことでしょう。
■おわりに
これからずっと大好きな猫と一緒に暮らすには、飼い主と猫の双方とも快適に暮らすことを考えなければなりません。上記のことを意識しながら家を建てることで、ぜひ皆さんにとっても猫にとっても幸せな暮らしを実現させてくださいね。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
最新の投稿
- 2024年11月22日情報ブログペットと暮らす家づくりのポイントをご紹介!
- 2024年11月18日情報ブログ注文住宅の動線計画についてご紹介!
- 2024年11月14日情報ブログ注文住宅の外壁素材の選び方をご紹介!
- 2024年11月13日情報ブログトップライトとは?メリット・デメリットと選び方のポイントを解説します