注文住宅を建てるとき、こだわりたい場所でもあるお風呂。注文住宅は理想を反映できるぶん、失敗してしまう可能性もあります。
しかし、できるだけ失敗は避けたいですよね。
今回は、満足できる注文住宅を建てていただくために、注文住宅のお風呂づくりの失敗例とお風呂づくりのポイントをご紹介します。
■失敗例①:広さを確保できなかった
理想のお風呂は、広々としてリラックスできる空間ではないでしょうか。
「当初は、広いお風呂にしよう!と考えていたのに、リビングやキッチンを考える際に優先的にスペースを取ってしまって、あとからお風呂場を考えたら、思っていたより広さを確保できなかった・・・」という失敗例があります。
〇ポイント:広々としたお風呂を作る場合は、先に家全体のうちどのくらいのスペースを確保するか決めておく!
■失敗例②:掃除のしやすさを考えずにつくってしまった
長く住むならば、お風呂掃除のしやすさは大事ですよね。「理想のお風呂のイメージをするときに、お風呂を使っている場面ばかりを考え、実際に掃除するのが大変なお風呂場にしてしまった・・・」という後悔があります。
どんなお風呂場でも湿気がたまりやすく、掃除が必要ですので、「掃除がしやすいか」という観点から考えることが大切なのです。
〇ポイント:カビ対策や、浴槽や壁の素材は掃除がしやすいかどうかもチェックする!
■失敗例③:不要なオプションを付けてしまった
最近のお風呂には様々な機能が付けられるようになりました。どんなお風呂にしよう・・・と考えているときには、どのオプションもつけたくなってしまうものです。
浴室のテレビやミストサウナなど人気のオプションも、生活に合っていれば最高の機能を果たしますが、実際に生活してみるとあまり使わなかったという方もいます。
魅力的なオプションは実生活を意識して検討しましょう。また、泣く泣く諦めたとしても、後付け可能なオプションもあるため、まずは最初に必要なオプションに絞って考えることが大切です。
〇ポイント:お風呂のオプションは、家族構成は老後のこと、コストなどを考慮して検討する!
いかがでしたか?
皆さんの理想のお風呂はどんなものでしょうか?現在のお風呂にどのような改善点があるのか、ご家族の要望、コストの問題などいろいろな点を考慮して決めていかなければなりません。
少し大変なようにも感じられますが、お風呂は毎日の暮らしのリラックスの場ですので、慎重に考え、後悔しない最高のお風呂場を作りましょう!
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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