「注文住宅の間取りを考えている」
「どこに窓を設置するか迷う」
注文住宅を建てる時の一番の醍醐味と言えば、もちろん間取りを自分で考えているときですよね!
自分で設計した家で生活しているところを想像すると、ワクワクします!
そんな注文住宅ですが、完成した家の雰囲気を大きく左右するのが、窓の位置です。
一言で窓の位置といっても、窓の個数や高さなど、決めるべきことはたくさんあります。
その中で、今回は窓を設置する方角、特に北側の窓の魅力について、3つご紹介したいと思います!
■常に安定した日差しが入ってくる
東西南北それぞれの窓には、日差しがたくさん入って来る時間帯があります。
東向きの窓ですと、太陽が昇ってくるタイミングから10時ごろまでの間は、日差しが多く差し込みます。同様に、南向きの窓は、真昼の時間帯、西向きの窓ですと、夕方の時間帯にたくさんの日差しが入ってきます。
ここで、北側の窓の特徴として、直射日光ではないため、強い光ではないものの、1日を通して安定して日差しが入ってきます。
そのため、時間帯によってカーテンを開けたり閉めたりするという手間を省くことができます。
この北側の窓特有のメリットを活かして、北側に仕事部屋や書斎を持ってくると、日中にストレス無く生活することが可能です。
■南側の窓を活用することで風通しの良い家に
日中に多くの日差しが差し込んでくることから、南側に大きな窓を設置する方は多いのではないかと思います。
しかし、風通しという観点でみると、南側の窓だけでは、風通しの良い家と言うことはできません。
窓は1つだけ開ければ良いというものではなく、2つの窓を開けて、風の通り道を作ることで初めて、風通しが良くなります。また、その2つの窓が一直線上にあると、より効果的です。
そこで、南側の窓と同時に、北側の窓を設置することで、風通しの良い家を実現することができます。その意味でも、北側の窓を設置することにはメリットがあります。
■天窓も設置しやすい
注文住宅では、開放感のある家にするため、天窓を設置するという方もいらっしゃいます。
しかし、先ほどお話しした通り、東西南は太陽の通り道であるため、強い直射日光が差し込む時間帯があります。
それに比べて、北側は、直射日光が差し込むことがないため、日差しによるストレスを感じることなく、天窓を設置することが可能です。
■まとめ
様々な魅力を持つ、北側の窓!
注文住宅の間取りをお考えの際は、是非北側の窓をご検討ください!
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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