料理を作ったり洗い物をするキッチンは常に清潔で使いやすい状態にしたいですよね。キッチンの中で特にシンクについてこだわりを持つ人は多く、様々な素材のシンクが存在します。
昔からよく日本の台所で使用されていたシンクの1つがステンレス製で、柔らかさがあり耐熱や耐久性にも優れているという特徴を持っています。
また日本ではそれほど馴染みがありませんが、海外で広く使用されているのがホーロー製です。ホーローを調理用具として頻繁に使用している海外では、ホーロー製のシンクが好まれています。
ホーロー製は湿気や熱への耐性に優れており、傷がつきにくく丈夫だという魅力があります。
そして最近日本で人気が高くなっているのが、大理石の素材です。大理石といってもそのまま大理石を使用しているのではなく、天然の大理石を粉砕して、それをセメントや樹脂などで固めた人造大理石です。
また、石を原材料にしておらず、熱に強いアクリスやポリエステルなどの樹脂を使って作られたものを人工大理石と呼びます。
これらの大理石素材で作られているシンクは、傷や汚れに強いのが大きな魅力になっています。ガラス製や陶器製の食器よりも硬さを持っているので、食器をシンクに落としても傷がつきにくくなっています。
また、天板からつなぎ目のない状態でシンクを作ることができるので、隙間がなく汚れが溜まる心配がありません。
人工大理石や人造大理石は、本物の大理石よりも値段が安いのも魅力です。また、カラーバリエーションやデザインも豊富なので、キッチン台やクロスなどの内装と合わせた色や柄を選ぶことができるのも魅力です。
加工性や着色性にも優れているので、好きな色や柄を選びことで世界で1つのオリジナルなキッチンを作ることができます。
大理石のシンクはお手入れがしやすいのも魅力です。傷や汚れがつきにくいので、中性洗剤を使ってスポンジでこすり洗いをするだけで清潔さを保つことができます。
耐熱性にも優れているので、ステンレス材のようにへこむ心配がありませんし、天板とのつなぎ目がないので汚れがたまる心配もありません。
ただ大理石のシンクは、年数がたつと細かい傷がついてしまうこともありますし、色が黄ばんで変色をすることもあります。
人工大理石は可燃性ですから、もらい火をしたときに一酸化炭素などを発生させる恐れがありますから、熱したままの鍋をそのまま置かないように気を付ける必要があります。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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