家を作る際に忘れがちなもののひとつが「動線」です。動線とは人が動く際に通る道筋のことです。設計の際に動線を意識すべき最大の理由は、大枠の動線は後から変えられないからです。小さな変更であれば後から家具などで微調整することがですが、建築の設計における段階である程度はイメージしておくことがおすすめです。動線を意識して建てた家で得られるメリットを紹介します。まず、最初に移動する際にイライラすることがない点です。例えば忙しい朝に自分の部屋からトイレまで急いでいるのに、その道のりまでが遠かったり、障害物があるとイライラしますよね。自分の習慣を意識して考えた動線を理解することで、このようなイライラを取り除くことができます。次に、怪我をしにくくなるという点です。動線を確保する、ということは障害物を減らすということです。すなわち小指を家具にぶつける、といった怪我を防ぐことにつながるのです。住居人の行動に合わせた動線を確保することで、それぞれが動きやすい快適な家を手に入れることができるのです。http://sekidesign.com/