今回も前回に引き続き照明についてお話ししたいと思います。
前回の記事を読んでいないという方は前の記事を先にご覧になってください。
・視線が抜けるような場所を作って部屋を大きく見せよう!
同じ広さの空間でも、視線を利用した工夫をしているかどうかで、部屋の大きさの感じ方が変わってきます。
例えば、椅子に座ったときに窓から家の外が見えたら、なんだか広々とした感じがしませんか?
反対に、座ったところの目の前に、ものがおいてあったり仕切りがあったりしたらなんだか圧迫感をかんじないでしょうか?
このように、目の先にあるものによって人は空間のとらえ方が変わってきます。
視線が抜けることを意識して部屋のレイアウトを考えてみると、広々としたインテリアにすることができるでしょう。
・視線を上手く利用したインテリアのポイントとは?
室内に置く家具を上手く配置してみましょう。
ポイントとしては背が低いものを集めて配置して、背の高いものはできるだけ配置しないことです。
どうしても、気に入っている家具の背が高い場合は、端にまとめておくようにすると、視線を遮らないようにできます。
その時に注意したいのは、窓などの外が見えるところの前に置くところです。
いくら壁際だからといって、外が見える場所をふさいでしまっては意味がないので気を付けましょう。
・食卓でも使える視線作りのポイント
食卓の場合はどうでしょうか。
食卓からシンクが見える設計のキッチンは、食卓からごちゃごちゃしているところが見えてしまいます。
もちろん、毎日綺麗におかたづけできるという方は問題ないのですが、ちょっとしんどいなという方は、テーブルの向きを変えるといった工夫をしてみると、食卓に座ってもシンクが見えないのでスッキリとした印象に早変わりです。
・植物を置いて室内にグリーンを増やす
外の植物を部屋から見ると何か広々とした気分を味わえますよね。
緑は人落ち着かせる色なのでリラックス効果があります。
それなら家の中にも、植物を置いてみましょう。
そうすることで、外が見えない部屋でも植物を部屋の見える場所に置くことによってリラックス効果を期待できます。
すると不思議と部屋も広くなった気がするようになります。
いかがでしたでしょうか。
視線を上手く利用したインテリアで、開放感のある広々とした空間を演出できます。
家具を置くときは、視線というポイントを頭に入れておきましょう。
次回も引き続きオシャレで快適な部屋にするためのテクニックを紹介していきたいと思います。
そちらもぜひご覧になってください。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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