好きな素材を使って、思い通りの間取りや広さの住まいを作るマイホームの建築は一生に一度という方もいる大イベントですので、住宅に関するトラブルを避けるためにさまざまなことに気をつけながら家づくりをすることが大切です。
まず行いたいのが、どのような住まいに暮らしたいのかということを家族で話し合ってはっきりさせておくということです。
日当たりの良い家、家族でコミュニケーションを取れる開放的な家、プライバシーを重視できる個室の充実した家など、家族ごとに理想の住まいの形は変わってきます。
どのような住まいに暮らしたいのかということをあらかじめはっきりさせて優先順位をつけておくことで、後に家づくりで迷った時でもはじめの理想に立ち返って決めていくことができます。
そして自分で情報を収集し、自分と家族にぴったり合った方法と相性の合う会社を選ぶということです。
家づくりのプロ達は得意な建築工法があり、さまざまな住まいのアイディアや技術を持っています。
よく話を伺ってそうした情報を得ることで、マイホームの建設を任せたい信頼できる業者を見つけることができます。
必ず一社のみから見積もりを取るのではなく、複数の業者から見積もりを取り、建築工法や仕様などを確認しておきましょう。
さらに、契約前に疑問をすべて解消しておくことも大切です。
マイホーム建築にとって最も大切なのは、この業者選びと言って過言ではありません。
信頼できる技術力の高い業者を選ぶことができ、施工がスタートしてしまえば、ある程度プロである業者にお任せして、建て主は施工を見守るスタンスでも構いません。
ただし計画中は完全に任せず、常に状況を把握することも大切ですし、地縄張り、上棟式、内装仕上げなどの施工の節目節目では必ず建て主も立ち会って、施工の様子をチェックすることも大切です。
注文住宅は、建てようと思い立ってから実際に入居するまで1年から2年かかるという大事業ですが、この中でも、最も大切なのが工事請負契約までの期間です。
住まいのイメージを考えて予算を建て、そして信頼できる業者を決定するまでが建て主が住宅に関するトラブルを防ぐことができる最も大切な期間です。
住まいは完成したあとにも定期的なメンテナンスを行うことで長く住みやすいマイホームになりますので、家が完成したあとでも長く付き合えるような信頼できる業者を見つけることができれば、住宅にまつわるトラブルを防ぐ大きなポイントとなります。