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森の借景の家

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外部環境とつながる暮らし

新しく山を開いてできた住宅地に計画された住宅です。あたりは空が広いのどかな住宅地ですが、敷地はそのさらに奥、森に面して、よりいっそう静かなところ。鳥のさえずりや虫の鳴き声に親しむ暮らしになりそうです。そんな場所へ、木造2階建て、建築面積19坪、延べ床面積32坪の家を提案しました。

プランニングの過程でまず意識したのは、東側に広がる大きな森でした。条件がよいことに、車がほとんど通らない道を挟んでいるため、静けさは確保しつつ、適度に森と距離をとることができます。

敷地環境

コンセプトは、森のよい部分だけを家のなかへ取り込むこと。森の借景です。周囲からプライバシーの守られたスペースをつくり、森以外のものが極力見えにくいように、またLDKと庭と森が繋がっていくような空間構成としています。

LDKから四季折々変化する森を眺め、プライバシーを気にせずに開放的に外部と繋がることができる、そして庭でBBQやアウトドアな活動ができる、そんな別荘地のような生活ができたら、という思いを込めて設計しました。

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空間構成

森の借景をするLDK+ウッドデッキ

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LDKとウッドデッキを繋ぐ開口は幅3m/高さ2.4m。二枚の扉は、壁に引き込んでフルオープンになり、森の風景を切り取ります。LDKの開口とウッドデッキは借景の効果が最大限となるよう森の方向を向いて角度をつけ、一方ポーチの壁と袖壁はプライバシーを守りつつ、余計なものが目に入りにくいようにする役割を果たしています。

LDK+2ndリビング

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LDK18.1帖、ウッドデッキ18.1帖、そこへ2ndリビング7.6帖をプラスすると、合計43.8帖もの広がりを感じることのできる空間となります。階段の踊り場を大きく拡げた2ndリビングは、LDKから1400mm高いレベルにあるいわゆる中2階。LDKとは同じ間口で繋がり、またLDKの2700mmとかなり高めの天井高により、一体的に繋がった空間として感じられるようになっています。

2ndリビングの下は3つの空間に区切られており、それぞれ役割が異なります。まずLDKから繋がっている「ごろんソファ」。ここは天井高の低い隠れ家的な場所です。頭を打っても痛くないよう、ウレタンのレザーマットを壁床天井に貼っています。このマットには音の反響を防ぐ役割も担います。

ふたつめはこちらも室内側から使う小屋裏収納。天井高は1250mm程度ですが、2.2帖もあるので収納力は頼もしいです。あまり使わないものや季節のものを収納するのによいでしょう。最後はアウトドアグッズや造園用品などを入れておくための外部収納です。

平面図

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photo: 大竹央祐

森の借景の家

所在地 神戸市
用途 専用住宅
家族構成 夫婦3人
竣工年 2018
構造 木造/地上2階
敷地面積 52.8坪
延床面積 33.8坪
総工費 2550万円