明るいキッチンを、暮らしの中心に
神戸の須磨にあるマンションのリフォームです。テーマは、いままで孤立して少し暗かったキッチンを開放し、リビングダイニングスペースとの一体感をより一層強くすること。大きなLDKの窓からは須磨の山や海、広い空が見えます。このプランでは、そこから差しこむぽかぽかした陽の光があたる、一番いい場所にキッチンをレイアウトしています。このキッチンが主となったLDKによって、ライフスタイルも変わっていくでしょう。
キッチンはシンク側とコンロ側に分け、洗い物や料理の下準備などで長時間向き合うことになるであろうシンク側をダイニングと対面する位置にレイアウト。テレビを見たり、家族やゲストと会話しながら調理を楽しむことができます。このキッチンの作業スペースは、シンク側2.68m/コンロ側1.55m、あわせて4.23mの長さがあり、従来のキッチンの1.7倍という空間を実現しています。料理もお菓子づくりもこれまで以上に捗るのではないでしょうか。
加えて、パントリーをキッチンの脇にレイアウトしています。乾物等の食料品の収納はもちろん、キッチン家電や、ゴミ箱置き場にもってこいのスペースです。普段は、引き戸は開け放しにして使いますが、引戸を閉じるとあっという間にショールームのような片づいたキッチンにすることができます。ゲストの急な来訪時などには便利な機能です。
またシンク側のキッチンも手元が一段高いカウンター家具で隠れているので、多少物を置いていてもダイニングからは見えにくく、きれいに片づいたキッチンに見せてくれます。このカウンターは配膳台としての機能がメインですが、収納、飾り台、PCコーナーやアイロンスペースといった機能を組み込んでいます。明るく気持ちのいい場所なら、面倒なアイロンがけも楽しくなるかもしれませんね。
写真
photo: akiyoshi fukuzawa
陽の当たるキッチンの家Re:
所在地 | 神戸市 |
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用途 | 専用住宅 |
家族構成 | 夫婦+子供1人 |
施工 | 株式会社ギャラリア |
キッチン | リシェル/リクシル |
竣工年 | 2018 |
構造 | RC造マンション |
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敷地面積 | ── |
延床面積 | 25.1坪 |