地球温暖化を始め、環境保護の側面と無駄なエネルギーを消費しない省エネの取り組みが、世界各国でも推進されています。
なかでも人々の生活の拠点ともいうべき存在に住宅がありますが、その住宅で省エネに対する取り組みを実施することで、エネルギーの消費量を減らすことが可能です。
エネルギーは使用すればするほど、二酸化炭素の排出の増加に繋がり、またエネルギーを産み出すため沢山の石油・石炭などの原料を使用することとなります。
従って、エネルギーを産み出すことは、環境に対して負荷をかけていると言っても過言ではありません。
住宅の省エネに対する取り組みをすることをエコ住宅と言いますが、この取り組みは環境負荷をかけないというメリットが存在するので、今後将来において推進されるべきものとなります。
なお、エコ住宅の取り組みには主に三つの方法が存在します。
まずソーラーシステムを用いて、太陽エネルギーを利用する方法で、これは無限のエネルギーでもある太陽光をソーラーシステムによって電力に変換し、それによって生活の電力を賄おうとする発想です。
近年はソーラーシステムの構築に対する費用も減っていることもあり、住宅にも導入しやすいシステムになっています。
当然、家庭の電力を賄うことができれば、電力会社の発電量を減らすことに繋がり、その分の二酸化炭素の排出量も減少することに繋がります。
また有限資源でもある石油に依存しなくて済みますし、災害発生時でインフラが壊滅しても利用できる可能性もあります。
二つ目には屋根、壁面を緑化するという取り組みが存在します。
これは太陽が照り付ける屋根や壁面を植物などで覆うことで、断熱性を高めることとなります。
つまり夏であれば室内温度の上昇を抑制しクーラーの利き目を良くしたり、冬であれば暖房の熱を外に逃がさない工夫として活用することが可能です。
しかも都市部に存在するヒートアイランド現象を抑制する効果まで存在し、都市部の気象面や快適性にも貢献できる余地があります。
三つ目としては、雨水や排水を活用して、トイレや散水などに利用する方法です。
これは家庭で使用する水道の量を減らし、水道を使用するためのポンプの利用、水道施設稼働の負担を軽くすることにも繋がります。
その分の電力などを使わなくても済むので、当然、エコにも貢献できる方法の一つです。
以上のように、「ソーラーシステムを用いて、太陽エネルギーを利用する」、「屋根、壁面を緑化する」、「雨水や排水を活用して、トイレや散水などに利用する」という方法はエコ住宅を実現する上でも不可欠な存在となります。
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投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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