家の価格が決まるポイントとは
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家の価格、土地の値段は基本的には公示地価、路線価と呼ばれるもので決められていきます。
公示地価は不動産鑑定士によって決められたもので、実態にあった数値が出ることになります。
ネックは1つの市町村で数値が出る地点は限られており、自分が住むところがいくらなのか、ピンポイントなものがわからないことがあります。
一方、路線価は国税庁が税金の計算をするために算出したもので、公示地価の8掛けになることが多く、実態に合わない数値になることがあります。
しかし、路線価は自動車の通ることのできる道沿いの土地にはすべて値段がついているため、だいたいの土地の値段がわかります。
そのため、基本的にはこの路線価を中心に見ていくことになります。
ただ、それだけですべてが決まるというものではありません。
例えば、土地形状によって値段が上下することがあります。
建物が建てやすい土地であれば値段としてはいいものになりますが、あまりにも小さかったり歪であれば使い物になりません。
次に、前面の道路の広さです。
道路の幅が広ければ広いほどそれだけ値段は高くなりますが、狭いと値段は低くなる傾向があります。
そして、土地の大きさも重要です。
大きければ大きいほど土地として扱いやすくなり、様々な可能性を見出すことができます。
その土地にマンションにしたり、アパートにしたりする選択肢もあれば、それだけ利用価値も高まり、値段も上がります。
家を建てた場合でも、その後に転用できる可能性を残しており、家の価格に影響を与えることになります。
ただ、広すぎても狭すぎてもなかなか買い手が見つからないというのが現状で、一般の人が買い求めやすい、扱いやすい広さの土地が人気を集めやすくなっています。
他にも、道路と土地の高低差の問題や土地改良など造成に関する費用、そして、学校やお墓などの周辺環境なども家の価格に大きな影響を与えることになります。
路線価だけを見て土地の値段、家の価格を簡単に判断するということはできません。
地図上では好条件に見えても、実際行ってみたら全くイメージが異なるということもよくあります。
家の価格を決めるのは、毎年発表される路線価や土地の形状や道路の広さ、土地の大きさ、周辺環境といったものに加え、家を建設する際の改良工事など様々な要素が複雑に絡んでおり、多くの不動産屋に話を聞いてみて、相場を聞いてみるということが大切であり、その際に自分でも調べてみることをおすすめします。