新しく住宅を建てるうえで、空いた土地をどう活かすか悩んでしまった経験はありませんか。
庭を造って家庭菜園やガーデニングを楽しむのか、コンクリートを敷き詰めて広い駐車場を確保するのか、などと考えは一つには収まりません。
空いた土地の活用法として、芝生のある庭を造るという考えも、とても人気があります。
それでは、芝生がある家のメリットとデメリットとは一体どういったものなのでしょうか。
いくつかご紹介致します。
まずはメリットのご紹介ですが、芝生があることで地面の蓄熱を抑えることが出来るということです。
近年、夏場は猛暑日が続き、夏の暑さには堪えている方も多いのではないでしょうか。
庭に芝生を作ることで、コンクリートなどよりも蓄熱を抑えることができ、過ごしやすい夏を送ることが出来ます。
更に、芝生にはリラックスできる効果があり、綺麗に刈り揃えられた緑の芝生をみているだけで、心が癒されてしまいます。
家に安らぎや癒しを求める方には、芝生を作ることはお勧めですし、一つのインテリアとして芝生の色を楽しむことも素敵です。
他にも、芝生の手入れをする楽しみが増えることや、庭に鳥や虫などが集まってきて観察をすることで楽しい毎日を送ることが出来る、などがあげられます。
一方デメリットのご紹介ですが、芝生は生き物ですので当然の事ですが、放っておくと芝生は伸びていきます。
伸びた芝生を刈るなどという手入れが大変、虫が出ることが苦手な方には辛い作業と言えるでしょう。
お手入れの目安としては、芝生の先が揃わなくなってきたり、伸びきって歩きづらく感じた際には芝刈り機でカットしていきましょう。
大体、1か月に2〜3回程度で十分です。
このような毎月のお手入れも、日々の暮らしが忙しい方にとっては大変で、デメリットとなるでしょう。
虫も、コンクリートを敷き詰めているよりも、やはり芝生の方が出る確率は高く、ガーデニングなどを行った場合は尚更となります。
虫が苦手な方は、空いた土地に芝生を作ることは、止めておいた方が良いでしょう。
いかがでしょうか。
メリットとデメリットのどちらもご紹介しましたが、あくまでも一つの考え方によるものです。
芝生の手入れも、お子様がいらっしゃる御家庭では、子どもと一緒に手入れを行うとコミュニケーションにもなり、楽しいひと時となりますので、必ずしもデメリットであるとは限りません。
自分たちの生活スタイルをじっくり見極めて、空いた土地をどうやって活かすと暮らしが楽しくなるのか考えてみることをお勧めします。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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