みなさんの家に和室はあるでしょうか。
和室には、洋室とは異なる良い点が多くあります。
まず、最大のポイントとして畳の素材となっているイグサは断熱性、保湿性に優れているという性質があるため、部屋の湿度を自然に調節してくれます。
畳は高温多湿な日本の気候に合っていると言えるでしょう。
さらに、音や衝撃が畳に吸い込まれますので、防音効果や衝撃の緩和が期待できます。
小さいお子様が騒いだり、お年寄りが転んだりした場合も安心ですよね。
近年は、そんな日本にぴったりの和室に洋室家具を置き、モダンでオシャレにコーディネートするということが流行っています。
しかし、和室に洋室家具を置くなど畳を傷ませる原因にもなりますし、本当に洋室家具が合うのかどうかも不安ですよね。
そこで今回は和室に家具を置く方法をご紹介致します。
現在は和室にベットやタンスなどの洋室家具を置くことが流行しています。
合わないのではないかと思うかもしれませんが、色を紫や緑にして畳とコーディネートすることで、モダンでオシャレな雰囲気になります。
和室に家具を置く時はなるべく足のついたものではなく、底が平たく重量を分散するものを選びましょう。
足がついているものですと、畳がへこんで跡が残ってしまいます。
足つきの家具を置く場合はどのようにすれば傷がつきにくのでしょうか。
まず1つめは、家具を置く部分にだけコルクマットやジョイントマット、板などを敷くという方法です。
そうすれば、畳に跡が残ることはありません。
しかし、家具の下にコルクマットやジョイントマット、板などを敷くとそこだけ部屋から浮いてしまうのではないかと懸念してしまいますよね。
そこで2つ目の方法として、家具の足に防振マットを敷くというのもおすすめです。
足の部分だけにつけますので、そこまで目立つこともありません。
下に敷く時は、家具の上にのせている荷物をなるべく降ろして軽くしてから行いましょう。
重いまま動かしますと、畳に傷がついてしまいます。
防振マットは100均一のお店でも取り扱っていますので、気軽に低価格で手に入れることができますよね。
他にもどうしても畳になじませたいという方は、畳でできた小さいマットもあります。
こちらは100円で手に入れることはできませんが、同じ畳ということもあり、とてもよく馴染みますのでおすすめです。
リフォームなどを検討しているのであれば、ぜひこの機に和室を作って洋室家具を置いてみてはいかがでしょうか。
今までとは少し違うオシャレな部屋にすることができますよ。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
最新の投稿
- 2024年11月22日情報ブログペットと暮らす家づくりのポイントをご紹介!
- 2024年11月18日情報ブログ注文住宅の動線計画についてご紹介!
- 2024年11月14日情報ブログ注文住宅の外壁素材の選び方をご紹介!
- 2024年11月13日情報ブログトップライトとは?メリット・デメリットと選び方のポイントを解説します