注文住宅でガレージを設ける際の注意点について
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自動車を所有している人が注文住宅を建てる場合、自動車の置き場について考える必要があります。
もし、近所に安く借りられる月極駐車場があれば、そこを利用すれば良いですが、そうでなければ、自前の駐車場やガレージを設置しなければなりません。
その分のコストはかさみますが、玄関からすぐ近くに自動車があるので荷物の出し入れなどの点で便利ですし、雨天時には家から自動車までの移動が楽なので、とても重宝するでしょう。
さらに、高級車を所有している場合には車両へのいたずらを防止するためにも、ガレージがあった方が良いでしょう。
注文住宅に設置するガレージには様々な種類があります。
最もシンプルでコストを抑えられるのが「カーポート」で、これは金属製の柱を立ててそれらの上に屋根をつけて作る駐車スペースです。
さらに、この屋根の上にソーラーパネルを配置出来るという魅力もあります。
また、柱には左右両側にあるものと片側あるいは後ろ側のみのものに分かれているため、車庫入れが苦手な人は片側か後ろ側のみのタイプを選ぶと柱が邪魔になりにくいのでおすすめです。
次に、「独立型ガレージ」についてですが、これはいたずらなどへの防犯性が高い上に、前方のシャッターを閉めれば風雨もしのげるので、車が傷まずにすむ優れものです。
しかし、敷地面積が小さい場合には建てづらいという欠点があります。
続いて、敷地を有効活用できる「ビルトインガレージ」について紹介します。
これは、建物の1階に作るガレージなのですが、独立型と同じく入り口にシャッターもつけられるので、防犯性が高い上に風雨をしのげるという利点があります。
さらに、このビルトインガレージの素晴らしい点はコンパクトであることです。
そのため、大きさを規定内に抑えれば、「建築物」扱いされないため、大幅なコストダウンを図れます。
ただし、ビルトインガレージにはいくつか注意点があります。
まず、車がギリギリ入る大きさに設計してしまうと、車庫入れの際、壁に衝突しそうになったり、車を出そうとハンドルを切っても曲がりきれなくなるなどのトラブルがあり得ます。
また、家の周りにある道路の幅も考慮に入れておかないと車を出せなくなる危険もあるので、建築前の綿密な設計が重要となります。
他には、建物内に作るため、車から出る排気ガスによる一酸化炭素中毒にも注意しなければなりません。
そのため、必ず窓や換気扇を設置して、換気出来るようにする必要があります。
さらに、車の運転を誤った場合に備えて、壁や柱を補強しておくことも大切です。