マンションにおいて騒音問題は、 ご近所同士のトラブルを招く可能性のある重要な問題です。 前回は防音対策のうち、 遮音についてお話しました。 今回は防音のもうひとつの要素である「吸音」についてお話します。 簡単に説明すると、吸音とは音の反射を軽減することです。 吸音とは本来、主に室内での音の無駄な反射を防ぎ、快適な音環境を作るために行われます。 四方を壁に囲まれた部屋の中では音は複雑に反射を繰り返します。 これにより聞こえる音に濁ったりします。 吸音材は遮音材とは異なり、スポンジのような軽い素材が使われ、表面が立体的に加工され、音の反射を軽減できるようになっています。 ロックウールやグラスウールなどが代表的な素材です。 遮音材は重く、吸音材は軽いということですね。 吸音材は50cm四方ほどの大きさで5000円~5万円ほどの価格であります。 ただ壁前面に貼り付ければいいというわけでもなく、部屋内の音環境を確認しながら適切な場所に設置することが必要です。 吸音対策によって空間内で反射している音が減るので隣部屋に漏れる音も多少は減るかと思いますが、普段から基本的には大きい音を出さないように心がけるのが大切です http://sekidesign.com/
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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