
注文住宅を建てる夢、抱いていますか? しかし、気になるのは費用ですよね。
特に設計費用は、どれくらいかかるのか、どうすれば抑えられるのか、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、注文住宅の設計費用について、具体的な金額や抑え方、賢い依頼先選びのポイントを分かりやすくご紹介します。
理想のマイホームを現実的な予算で実現するためのヒントを、ぜひ参考にしてください。
注文住宅の設計費用を抑える方法
設計業務内容の見極め方
設計費用は、設計業務の内容によって大きく変動します。
設計図の作成だけでなく、お客様との打ち合わせ、役所への申請手続き、施工会社との調整、工事監理など、多岐にわたる業務が含まれます。
契約前に、どの業務が標準で含まれ、どの業務に追加料金がかかるのかを、設計事務所またはハウスメーカーと明確に確認しましょう。
標準業務と標準外業務の明確な定義を提示してもらい、不明な点は徹底的に質問することが大切です。
例えば、打ち合わせ回数や設計図の修正回数が多い場合、追加料金が発生するケースがあります。
契約書に明記されているか確認し、必要に応じて、事前に上限金額を設定するのも有効です。
設計料の相場と比較検討
設計料の相場は、依頼先や住宅規模によって大きく異なります。
ハウスメーカーや工務店では、工事費用の2%~5%程度が一般的ですが、設計事務所では10%~20%と高くなる傾向があります。
これは、ハウスメーカー・工務店は自社で設計・施工を行うため、コストを抑えられている一方、設計事務所は設計専門であるため、より高度な設計やデザインに対応できる分、費用が高くなるためです。
業者から見積もりを取り、相場を把握した上で、費用とサービス内容を比較検討することが重要です。
また、設計料の中に監理料が含まれているかどうかも確認しましょう。
監理料は工事の進捗管理にかかる費用で、別途請求されることもあります。
費用を抑えるための工夫
設計費用を抑えるためには、いくつかの工夫があります。
まず、シンプルで無駄のないデザインにすることで、設計にかかる時間を短縮できます。
また、事前に希望する住宅の規模や機能を明確にしておくことで、設計の打ち合わせ回数や修正回数を減らし、費用を抑えることができます。
さらに、標準仕様の範囲内で設計を進めることで、追加費用が発生するのを防ぐことができます。
既存のプランをベースに、一部変更を加えるという方法も有効です。
注文住宅設計の賢い依頼先選び
設計事務所とハウスメーカーの比較
設計事務所は、デザインや間取りの自由度が高く、個性的でこだわりのある住宅を建てたい方に適しています。
一方、ハウスメーカーは、比較的低価格で、短期間で建築を進められるメリットがあります。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分の希望や予算に合った依頼先を選びましょう。
設計事務所は設計専門のため、工務店との連携がスムーズに進むかどうかも確認が必要です。
設計者の選び方と注意点
設計者を選ぶ際には、ポートフォリオを確認し、自分の好みや住宅スタイルに合致するかどうかを確認しましょう。
また、設計者との相性も重要です。
何度か面談を行い、コミュニケーションをとり、信頼できるかどうかを確認することが大切です。
設計者の経験や実績、資格なども確認しておきましょう。
一級建築士は、より高度な専門知識と経験を持つため、複雑な設計にも対応できます。
契約前に確認すべき事項
契約前に、設計費用、支払い方法、設計期間、設計図の修正回数、追加費用が発生する条件などを、契約書に明記してもらい、しっかりと確認しましょう。
また、キャンセルした場合の違約金についても確認しておきましょう。
不明な点があれば、遠慮なく質問し、納得してから契約するようにしましょう。
まとめ
注文住宅の設計費用は、依頼先、設計内容、規模によって大きく異なります。
費用を抑えるためには、設計内容をシンプルにしたり、業者から見積もりを取って検討したりすることが重要です。
依頼先を選ぶ際には、設計者の経験や実績、自分との相性などを考慮し、契約前に契約内容をしっかりと確認しましょう。
これらの点を注意することで、予算内で理想のマイホームを実現できるはずです。
当社ではみなさんとの対話を通じて
ひとりひとりの心地よい〈住まいのかたち〉を見つけ出す
お手伝いをいたします。
ぜひお気軽にご相談ください。
投稿者プロフィール

- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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