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クレバス・ハウス

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〈空間のズレ〉が生みだす快適な生活

〈クレバス〉とは氷河や雪渓などにできた、深い裂け目のことです。この住宅の〈かたち〉は、四角いボリュームにさまざまな力(条件)を加えていくことによって生まれました。そのなかで空間にはズレが生じ、その境目で断裂します。しかしその〈かたち〉が、楽しく快適で気持ちの良い内部空間をつくりだすと考えました。クレバスから仰いで見える神戸の空や、目の前の公園から差しこんでくるうつくしい緑の光を楽しみながら暮らす家です。

クレバスのつくりかた

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										正面外観:クレバスは光をより多く取り込めるよう、上部を左右に開いています
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										正面外観:前庭は高原の散策路をイメージしています
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										玄関へのアプローチ
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										エントランス:地階の駐車場から直接玄関へ上がれる階段があります。クレバスからの光を遮らないように、廊下との仕切りはガラス製です
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										階段:無垢材ながら軽快なデザインの階段が、白い壁に映えます
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										トイレ・浴室
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										ベッドルーム:カーテンを開け放つと、目の前に公園の緑が
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										クレバス:屋内にいても、戸外の空や緑に包まれている感覚を味わえる空間になりました
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										ダイニングルームから書斎+リビングルーム:遮る壁のない、広々とした空間。上下する視線が楽しいのも、スキップフロアならでは
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										ダイニングルームから書斎+リビングルーム
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										書斎+リビングルームからダイニングルーム:クレバスから降り注ぐ光で、家中が充たされます
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										書斎+リビングルームからダイニング・キッチン
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										書斎+リビングルームからダイニング・キッチン:ぐるぐると回遊できるようになっています
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										ダイニングルームから書斎
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										夕景
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										正面夕景
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										キッチン:秋田のナラ材に黒染の取手を併せたキッチン。壁のタイルとよくマッチしています/designed by KitoBito
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										キッチン
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										キッチン
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										ダイニング・キッチン
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photo 01–16: akiyoshi fukuzawa / photo 17–20: yoko inoue

クレバスのつくりかた
Process for Crevasse

空間構成

  • 地下ガレージ:道路から約5m入ったところにシャッターを設けることで、その手前の車路の部分にも来客用の駐車スペースを確保。それにより見た目も掘込み車庫らしさが無くなりました。側面やシャッター上部を緑化することで、山にある洞窟へと入るようなイメージにしています。
  • クレバス:クレバスはガラスで包まれた階段ホールになっています。階段を上がる時にはスリット状の〈裂け目〉を通して、目の前にある公園の気持ちよい緑の風景を楽しむことができます。またクレバスを通った光は、1階、さらに地階にまで到達し、家中を明るく照らします。
  • 書斎+リビングルーム:書斎とリビングをひとつにしました。ソファで公園を眺めながらくつろぐこともできれば、クレバスの下でインターネットや読書を楽しむことができます。ダイニングキッチンとはクレバスによって分かたれていますが、視線を遮るものはないので空間としては広々。将来的にリフォームしてもう一部屋確保するという可能性も残しています。
  • スキップフロア:クレバスを形成するふたつのボリュームは諸条件により、700mmの高低差がついています。見上げたり見下ろしたりする視線や動線の楽しさはスキップフロアならでは。1階と2階が近く感じるのも魅力です。

平面図

クレバス・ハウス

所在地 神戸市
用途 専用住宅
家族構成 夫婦2人
竣工年 2014
構造 RC+木造/地下1階・地上2階
敷地面積 35.6坪
延床面積 32.3坪
総工費 3200万円